「アラン模様かぁ。」
「アラン・ドロン?。」
「アラン模様だよ、サヨリちゃん!。」
「アラン・タム?。」
「お前、わざとだろ!。」
アラン模様はアイルランドの家紋?
「先日、写真に撮ったでしょ。ダイソーのツイードって名前の毛糸で編んだセーターの柄がアラン模様だったんだよ。」
「ロイヤルブルーのセーターですにゃ。あれからも調べたんですね、お父さん。」
「そうそう。あれからも気になったので、Google検索で探したんだよ。そしたら、アラン模様が見つかったんだ。アラン模様って、アイルランドの家紋なんだって。」
「執念ですね、お父さん。でも、家紋だったら網柄も複数存在するという事ですね。Naru姐さんが編んでくれた家紋は何一族の家紋なの?。」
「どこの家紋とかは関係無いと思うよ、サヨリちゃん。背中の輪っかをハート型にしたかったって言っていたからね。『チェーンケーブル』って網柄の応用じゃ無いかな。。編み物のプロじゃ無いから分からないけど。」
「そうですね。ボクの背中の写真を見るとハート型になっていますね。ボクへの愛を感じますにゃ。」
「愛かどうかは知らないけれど、サヨリちゃん。ここで一つ情報が入ったよ。」
「にゃに?。」
「ダイソーのツイードって毛糸の話なのだけれど、あの毛糸は良いらしいよ。」
「どこが?。」
「えっと。100均の毛糸ってね、編んでいる間にささくれたり切れたりして、普通のけいとよりも編みづらいんだって。ツイードはそれがあまり無いのだそうだよ。」
「作業しやすいって事ですね。」
「そうそう。ダイソーに行っても、ツイードの在庫が少ないらしいんだ。サヨリちゃんのセーターの色がロイヤルブルーなのは、ダイソーにツイードが一個しか無かったからなんだって。」
「じゃぁ、ツイードって毛糸は100均と言えども希少価値が高いんですねー。」
「そいう事になるね、サヨリちゃん。という事で、これからNaru姐さんの広報支援活動を始めます。」
「にゃにすんの?。」
「冬になると、Naru姐さんって家から出なくなっちゃうのか、ガンガン作り始めるからね。作品を持って来たら写真と共にキジとらで紹介します。猫縛りを外してね。」
「それがNaru姐さんに何のメリットがあるの?。」
「写真を撮って、作り方とか材料の情報をまとめておくとね。おくとだよ、サヨリちゃん。自分のブログネタが出来上がっているって事だろ?。」
「そっか、Naru姐さんが、将来作るであろうブログ記事の材料を作るって事ですね、お父さん。」
「そいう事だよ、サヨリちゃん。頂くばかりでは気が咎めるからね。ふっふっふ。」
「ふっふっふは良いですけれど、お父さん。」
「ん?。」
「昔からNaru姐さんはブログやるやるって言っていますが、ホントにブログやるの?。」
「がっ!。」
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