ニュートンという名前から過るもの。黒板、教室、理科の時間、机向かう眠そうな自分の姿…。枝から落ちるリンゴから、万有引力の法則を発見したニュートンの逸話は有名なお話。イングランドが生み出した天才の偉業は”ニュートン力学の確立”と”微積分法の発見”。そしてもうひとつ。キャットドア(キャット・トラップ)の発明です。

科学者は猫を愛すの言葉どおり、彼も猫を愛す学者だったのです。自分の食事さえ猫に与えるほどの猫好きだったのだとか。わが身は痩せても猫はマルマル。筋金入りの猫好きです。
そんな愛猫家のニュートンの実験に付き合わされた母猫と子猫。2匹の猫にキャットドアを使わせた結果。ニュートンは首を傾ける事になります。これは、物理の天才ニュートンと意外性の天才ネコが行った、とある実験のお話です。
天才ニュートンですら読めない猫の行動
1863年に発行された「レリジョン マガジン」によると、
ニュートンはキャットフラップを発明した。母猫用に加え仔猫用の小さなドアまで作った。
報じました。
この話には続きがあります。せっかく母猫用と子猫用の2つの扉を作ったのにも関わらず、両方とも大きな扉を使う事にニュートンは首を傾げたそうです。大きい方は大きい猫用、小さい方は小さい猫用。世紀の天才、アイザック・ニュートンでさえ読み切る事が出来なかった猫の行動。
ふつうに考えれば、お母さんが通った道を付いて歩くのが子猫の行動。それは人間も同じです。大きなドアと小さなドア。利便性を重要視した天才の浅はかさを笑うのも結構ですが、猫を飼っているとその先の光景さえも見えてきます。

大きかろうが小さかろうが、いずれは両方の扉を好き勝手に行き来する猫の姿を。猫は好き勝手が仕事です。そして、自分の道だけを信じて歩むも生き物なのですから。気のみ、気のまま、ありのまま。そい言う事です