うちの猫も必要なの?初めて爪とぎなるものを買った話

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お買い物・レビュー

「何かやってる。ソファーでやってる。カリカリ…カリカリ…。」

この猫が私の部屋に居候をし始めてから数か月後のお話。成り行きで始まった猫様との同居生活。何分成り行きでしかないので猫に対する知識は皆無。その頃の私の猫に対する気持ちなんて、

猫なんて、ご飯に味噌汁混ぜたご飯を喰わしときゃ良いんだろ?。たまに、メザシとかイワシとか喰わせときゃ良いんだろ?。どっぷりと昭和。昭和のテレビの影響そのまま。

そんな時、知り合が教えてくれた爪とぎというアイテム。それがあると猫様はソファーの代わりに爪とぎでカリカリしてくれるらしい。そんな漫画のような話は無いだろうと思ってはみたが、このままではソファーに穴が開いてしまう不安感もあり、楽天市場で猫の爪とぎなるものを探して注文ボタンを押した。これが初めての猫の爪とぎとの出会いだった。

初めての爪とぎは楽天で買った!

猫の素人は写真が無いと何も買えません!。やっぱり猫がやってる写真が無いと不安ですよ。だって、初めて買う商品なんだもん(^-^;。

楽天市場で私が選んだ猫の爪とぎは、「カリカリウォール」という名前の爪とぎ。猫の素人は、実際に猫が爪とぎしている写真が無ければそのイメージが出来ない現実。猫が爪をといでいる写真だったので、

「それ、おひとつ・・・。」

って感じで注文ポチッ。

ここだけの話。猫アイテムを販売しているお店は、無理をしてても、その商品を猫がどのように使うのかが分かる写真は絶対に必要。なんてったって、お客様の中にはド素人混ざっているのです。少なくとも私は、猫が使っている写真が無ければ絶対にコレを買わなかったでしょう。

えぇぇーーー!ダンボールかよっ!

たとえ夫婦の間でも、理解し得ない壁があるように、たとえ写真で紹介しても、理解し得ない壁はある。注文した爪とぎが到着し、商品を見た瞬間の一言が、

「えぇぇーーー!ダンボールかよっ!。」

2千円近い出費だったので、てっきり木製かと。宅急便から受け渡されたダンボール箱の軽さに不信感を感じてはいたが、出て来た「カリカリウォール」のパーツはダンボール製だった。そのコスパの悪さに顎が外れそうになった。これで、猫様が使ってくれなかったら・・・地獄や。そんな最悪の光景をイメージしながらも、「カリカリウォール」を組み立てた。

「カリカリウォール」を組み立てている間、猫様は「カリカリウォール」の入っていたダンボールの中でゴロゴロ言っていた。

本当に「カリカリウォール」でカリカリするのか?。

「カリカリウォール」を組み立てて、「カリカリウォール」の前に猫様をセッティング。さて、どうなるのか?。どうするのか?猫様。そんな思いで猫様を見ていると、「カリカリウォール」の垂直に立った部分の臭いを嗅ぎ始めた。付属の「またたび」が威力を発揮しているようだ。凄いぞまたたび、またたび凄い!。

またたびが大変お気に召したのだろう。さすがは薬物の成せる業である。しばらくの間、「カリカリウォール」の壁にスリスリしまくっていた猫様。しかし、アルコールも薬もいつかはその効果も切れる。またたび効果が無くなった「カリカリウォール」はもはやただのダンボールの板でしか無かった。猫様の興味の矛先もここまでか・・・。そう思った瞬間、

「ガリガリガリガリ・・・。」

またたび効果が切れた猫様の怒りは「カリカリウォール」に向かったようだ。凄い勢いで爪をとぎ始めた。3年前の秋の夜の話だ。あれから3回目の春を迎えようとしている2016年。

「カリカリウォール」の枠はそのままに、中のダンボールの板だけホームセンターで買い足している。そして、気に食わない事があるたびに、「カリカリウォール」の壁で爪をとぐのがわが家の猫様の日課となった。

写真は2015年のクリスマスのもの。サンタクロースの服を着せられて怒りマックスの猫様の写真だ。あれだけ信用ならなかった「猫の爪とぎ」という名のアイテム。何も知らずにあのまま猫様と暮らしていたら、今頃、家中ボロボロになっていたのかも知れない。この写真の撮影直後、いつもにも増して「カリカリ」という音が、私と猫様との部屋の中で響いていた。

人間が勝手に作った猫の爪とぎというアイテム。未だに猫様が、これを爪をとぐための物なのかをどうして理解出来たのかに疑問を感じている。ひょっとして、うちの猫様って賢いのか?。

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