ホオズキカメムシがサツマイモに(汗)

木曜日(雑談)

───木曜日は雑談の日

 今年はカメムシ要注意! 去年の100倍くらい湧いている。

 ペットボトルで作った捕獲器を手に持って畑の野菜を調査を開始。すると、ピーマンにホオズキカメムシがたかっていた。え?……ピーマンなん? 僕の中でカメムシと言えば、いの一番にナスなのだけれど……三本あるナスにカメムシの姿が見られない。それって、今年のナスは美味くないってことだろか?  おい、不味いのか? うちのナスは不味いのか? ピーマンの隣の唐辛子でさえ、カメムシの姿はあるのに、それがとても不思議だった。

 おい、お前。ちょっと来いや! いうーて、カメムシ呼んで尋問したい。小一時間尋問したい。うちのナス様に失礼じゃないか! って、お説教を交えながら(汗)

 令和6年6月6日現在。今日は〝666〟のダミアンの日つーて、ネットが何やら騒いでいる日。いうーて、ここは日本だから西洋文化は気にしない。今はカメムシ、敵はカメムシだけである。

 現在のところ、僕の畑で最もカメムシの被害を受けたのはジャガイモの葉であった。もうね、ジャガイモの葉にびっちりとカメムシが付いていた。当然だけど葉っぱはメッシュ状に穴だらけ。本丸は土の中だからイモへの被害はなかったけれど、カメムシの数が異常に多かった。いやぁ~、こんなの初めて。ってくらい多かった。こんなのが他の野菜へ大移動したら?……それはあり得るっ! 脇の下から嫌な汗。恐怖感も相まって、可能な限りピンセットで捕獲した。いざとなったら、カメムシって飛ぶのな……。

 直射日光に弱いのだろうか? 土に落ちたカメムシが日陰を目指して散ってゆく。浜の真砂くらいのカメムシをピンセットの先が追いかける。指で掴む選択肢は当然あった。そっちの方が仕事は早い。でも、カメムシの匂いは強烈だ。手袋だって臭くなる。生地に染み付いた匂いは指先へ。これでは飯が不味くなる。だから、絶対にカメムシには触らない。その決意でピンセットを用意したのだ。ピンセットで捕まえてペットボトル捕獲器の中へ放り込む。いつもなら、500mlサイズを使うのだけれど、数が数。手に負えない。だから、2リットルサイズのボトルで挑んだ。これがエレガンスな捕獲器で、間口が広い分だけ捕獲率がアップする。このオペレーションは成功だった。カメムシがめちゃ捕れた。捕獲器の中は……見ないほうが身のためだけど(汗)

 にしても、この数では……。

 一匹見つけたら二百匹。Gまでじゃないのにしても、まだまだカメムシは畑の何処かに潜んでいる。最悪なことに、カメムシはトウモロコシの実も好むつーし。枝豆は好物らしいし。この夏の真の敵はカメムシらしくて、今日もサヨリは元気です(笑) でも、負けない。

 農家のマダムに

「カメムシ殺しある?」

 って聞いてみた。ちょっとこの数、もはや背に腹は代えられない。僕はそこまで無農薬にこだわっているワケでもない。必要とあらば、いつでも我が剣を抜こう。僕の勇ましい戦士はいつだって、ひとり静かにたたずんでいるのだから。だがしかし、

「カメムシは強いからねぇ……うちも困ってるのよねぇ。農薬もねぇ……」

 かんばしくない返事に剣が抜けない……やっぱり捕殺? 嫌だなぁ~、面倒くさいなぁ~。畑も今年で三回目。その中でも、最怖な夏の到来。その予感に元気が出ない。気を取り直してサツマイモを見ると───こんな所にまでカメムシがっ! 幸いにもサツマイモへの影響は少ないようだが、寄生密度が高いと葉が枯れるらしい……。とはいえ、サツマイモは活着してから間もないつるばかり。下手に動かすわけにもいかない……ここは我慢だ。

 取りあえず、大事な蔓だけ防御に徹して他の蔓は様子をみよう。種芋から蔓は困るくらい出ているのだ。そっちが数なら、こっちも数で勝負しょう。畑の天下一武道会。最後に笑うのは、さてどっち?

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