わが家の猫さま(以下、サヨリちゃん)は遊ばない。猫じゃらしなんかに見向きもしない。唯一、大きく反応するアイテムはちゅーるのみ。ただそれは、遊び目的では無く食欲が成せる業。昔からそうなので、この子の本質がおもちゃを拒否させているのだろう。
そんなサヨリちゃん。
唯一、遊んでいるおもちゃが一個だけある。真っ白なねずみのおもちゃがそれだ。
ねずみのおもちゃの謎
このおもちゃ。
昨年末に手造り作家さん(仮)からプレゼントされたもの。市販品に見えるが、一から作ったものだとか。相変わらずいい仕事してる。このおもちゃをサヨリちゃんに最初に与えた時、予想通りの無反応だった。
(うちの子は、現金以外には興味あらへんで・・・。)
とか思いながらPCに向かう。しばらくすると、けたたましくチリンチリンと鈴の音が鳴り始めた。その音は2つあり、ひとつはサヨリちゃんの首輪に付いている鈴の音。もうひとつはねずみのおもちゃの中に仕組まれた鈴の音。
何かの拍子にサヨリスイッチが入ったものとシカトしていたが、どうにも鈴の音が鳴り止む気配が無い。というか煩い!。
「何やってんの?。嬉しいの?。」
クルリとPCチェアを180度回転させて見えた光景がサヨリ無双。けたたましくねずみのおもちゃにかじりつきながら左右に首を振っているサヨリちゃん。その姿はまさに獅子舞。5分ほど驚喜の舞を終えると何事も無かったようにイビキをかきながら夢の中へ。
「何なん?。あれ、何なん?。」
猫が興奮した想定される要因は、
- ねずみの色に反応した
- ねずみの中の鈴に反応した
- もしくはその両方
野良猫時代に目にしたであろう。狩った経験があったであろうねずみの姿は白くは無かったはず。なら色では無く形に反応したもの?。あれこれ考察した結果、私の中でひとつの結論が導き出された。
「あの野郎、一服盛りやがったな。」
ねずみのおもちゃを手の取って、クンクンと匂いを嗅いでみたが特に変わった香りはしなかった。でも、絶対に何かやってる。それと同時に悪い考えが頭の中でラップを踏み始めた。
「オレのニャンコは遊ばねぇ~。どんなおもちゃでも遊ばねぇ~!。心を許すのはゆーるだけぇ~。でも、このおもちゃで遊んでるヨー!。これヨー!、商品化したらヨー!、めっちゃ売れるんじゃないかヨー!。これで俺たち大富豪!。ド~ン♪」
その秘密を暴くべく、手造り作家さん(仮)にねずみの秘密を聞いてみた。
「ねずみのおもちゃ(にヨー)、何か盛った(かヨー)?。」
「そんな事するワケ無いでしょ。何で分かった?。」
あっさありと罪を認めた手造り作家さん(仮)。
そのからくりはこうだ。
- 100均で猫のおもちゃを購入。
- でも、おもちゃが気に入らない。
- 外見は自分で作ることにした。
- 中の綿は100均のおもちゃを詰め込んだ。
- 100均のおもちゃの中に何か木の実みたいなのがあった。
- たぶんそれはマタタビの実。
- それにサヨリちゃんが反応した。
サヨリちゃんが獅子舞化した原因は、おもちゃの中に入っていたマタタビの実(推定)という結論に達した。その効力は強く、現在もこのおもちゃだけには反応している。
その後、どんなおもちゃでも遊んでくれるだろうと100均で色々試してみたが、ここまでサヨリちゃんが反応する事は無かった。
何処100均で購入したどんなおもちゃなのか・・・。その真相は、製作者本人の記憶からも抹消されすでに闇の中。
あの時、もっと問い詰めておけばよかった。
どこかの100均で売られている猫のおもちゃ。その中にアタリがある事だけは確かなようだ。
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