過去に起こった南海トラフ地震年表を知って何か意味があるのかと聞かれれば、大きな意味は無いのかも知れません。ですが、どんな事でも知らないよりも知っていた方が良い事があるかも知れません。年表を見て何を思うのか。何を考えるのかはその人の感性によるものでしょう。ただ、一つだけ言える事があります。
「南海トラフ地震は、約100年に一度発生している」
これは、歴史的事実です。
過去に起こった南海トラフ地震年表
684年 白鳳(天武)地震
887年 仁和地震
1096年 永長東海地震
1099年 康和南海地震
1361年 正平(康安)東海地震
1361年 正平(康安)南海地震
1498年 明応地震
1605年 慶長地震
★ 1707年 宝永地震
1854年 安政東海地震
1854年 安政南海地震
1944年 昭和東南海地震
1945年 昭和南海地震
南海トラフ地震は約100年周期で発生!
上記の地震年表から、南海トラフ地震は約100年周期で発生しています。2016年現在、最後の地震から70年が経過しています。だったら30年間は安全という考え方もあります。
しかし、過去の地震は香川県を襲っています。その中でも1707年に発生した宝永地震の規模は大きく、日本の歴史の中では最大級と言われて来た地震です。津波もさることながら揺れも非常に強く、八栗の五剣山が崩れて山の形を変えるほどでした。山の形が変わるほどの揺れが香川県でも発生しているのです。香川県民は、地震に対して耐性がほとんど無い県民性。
- 水
- 食料
- 装備
いざという時の為の準備は、必要以上に行っておく必要性を感じます。さらに、1854年の安政南海地震、1946年の昭和南海地震も香川県に被害をもたらした地震です。

政府の地震調査委員会は2016年6月10日(金)。全国の地震発生の危険性をまとめた「全国地震動予測地図」の2016年版を公表しました。今朝の四国新聞でもこのニュースは一面で報じられました。
今後30年以内に震度6弱以上になる確率が最も高い地域は千葉市の85%。横浜市・水戸市が81%、高知市73%、静岡市68%、和歌山57%、大阪市55%、名古屋市45%と続きます。地元高松市に震度6弱以上の地震が発生する確率は61%。
南海トラフ地震は近い将来必ず起こる地震です。巨大地震が発生した場合、東日本大震災よりも大きな被害がもたらされる可能性あると言われています。
大切な家族を守るためにも、日頃からの準備を少しでも行いましょう。まずは、3日間の食料と水の確保。ラジオや寒さ対策、暑さ対策に対する防災グッズ。
毎回書きますが、枕元に靴があるだけで生存率が上がります。それは、過去の震災でガラスの破片や釘で足を怪我した事例が多かったからです。足を怪我すると火事や津波から逃げ遅れる可能性は飛躍的に高まります。靴何て・・・とお思いになられた方は、せめて、厚手の靴下だけでも枕元に置いて就寝される事をお勧めします。
Related Posts