「もうすぐクリスマスですねぇ、お父さん。」
「もうすぐクリスマスだね、サヨリちゃん。」
「パン買って来たんですね、でも、アンバランスな商品が二点ほどありますが・・・。どんだけマイタケ好きなんですか?。」
「マルナカ屋島店のオープン日に買って来たんだよ、サヨリちゃん。目的はマイタケと納豆だったのだけれど、このパンが『焼き立てでぇ~す!。』って出て来たからつい買っちゃった。」
「つい買っちゃったのは良いですけど、3個も買う必要性は無いでしょ?。ダイエット中なのをお忘れですか?。それとも・・・バカですか?。」
屋島のマルナカの焼き立てパン!名前は分からず
「3個買ったのにはワケがあるんだよ、サヨリちゃん。この日、すなわち昨日なのだけれど、Naru姐さんがサヨリちゃんのセーターを持って来てくれる予定だったんだ。
だからNaru姐さんの分だよ。『Naru姐さんを手ぶらで帰らせるワケなには行かない!』そんなところかな?。」
「オリンピックの名言みたいに言っていますけれど、Naru姐さんが独りで全部食べちゃうの?。」
「1個はお父さんが食べるよ。」
「じゃ、2個はNaru姐さんが食べるの?。」
「Naru姐さんと娘さんの分とで2個だよ。」
「ボクのは?。」
「猫にパンは似合わない・・・。」
「海外では猫とパンとは関連性が高いんですけどね。
で、パンのお味は?。」
「このパンの名前は記憶してなかったのだけれど、レシートには焼き立てパンって印刷されていたから焼き立てパンだね。たぶん、ぜんぶ焼き立てパンなんだろうね。焼き立てだから美味しかったよ、サヨリちゃん。ただね、」
「ただね?。」
「パイ生地風だったから、食べているとポロポロパンの破片が落ちるんだよね。やっぱり、このタイプのパンは外で食べるのが正解だね。」
「他にもパンの種類があったんでしょ?。」
「オープン初日の1時間後だったからね、あんまりパンの種類は無かったよ。棚がいっぱいになったら色々と選べると思うよ、サヨリちゃん。」
「そうですか・・・。お父さんの夜の外出は危険という意味ですね。」
「何でよ?。」
「マルナカは24時間営業ですから夜中にパンを求めて徘徊するでしょ?。」
「バレたかっ!。」
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