ジャンボリミッキーのショート動画で得た技とは？

　あれは衝撃の映像でした…

　お盆の真ん中昼休み。YouTubeアプリのショート動画に目を疑いました。だってそうでしょう？　枯れたジジイに夢の国だなんてどうかしている。きっと、アルゴリズムのバグか不具合ですな、こりゃ。そう思うことで自分を納得させようとしました。この動画はありえない…ユーチューブのオススメは、僕を何だと思っているのか？…そんな気分にもなりました。

　僕にだって好みがあります。

　つば九郎、葛西美空、シェア畑　菜園アドバイザーの下道さん、そして、うき本さんちのデットオブたかし。それが僕のショート動画四天王。他のショートが表示されても見ることはありません。必然的に四天王が固定表示。それが僕の理想のカタチ。過激も、驚きも、変顔も、今の僕には不要なのです。

　僕に必要なのはコメント欄の方でした。

　四天王へのコメントは平和そのもの。褒めるが目的のコメントは、僕にはお宝の山だったのです。エッジの効いたコメントや、そうキタか！　唸らせるようなコメントの数々。その、どれもこれもが愛情たっぷり。これ、いいね。そんなコメントをポメラの中に注ぎ込みます。そう、コメント欄は褒める言葉の語彙辞典で、今日もサヨリは元気です。ちなみに、画像はサヨリと白いネズミのおもちゃです。

　ジャンボリ？

　自慢じゃないけど、僕は夢の国へ行った事がありません。そもそも興味がないのです。その証拠に『ミッキーマウス』という単語。それ、過去２，２２５記事ある僕のブログから探してみ？　一カ所だけ存在するから。偶々なのか？　何なのか？　ジャンボリミッキーがしつこく表示されるようになりました。普段ならスルーだけれど、ほれ、お盆だし。そんなぶらり散歩気分で視聴すると、中々どうして面白い。

　お姉さんだけを追い続けるカメラ。あの不貞不貞しい態度と中年男性が醸し出す哀愁が心に刺さるつば九郎動画も同じ感じだから違和感はありません。

　画面の中では元気はつらつお姉さん。

　眩しい笑顔とはこの事なのでしょう。ほんの数十秒の動画に元気をもらった気がしました。そこからです。見る度にジャンボリミッキーが表示されます。ジャンボリのお姉さんは複数存在するらしく、それぞれのお姉さんが同じ振り付けのダンスを踊ります。ミッキ、ミッキ、マウスの歌詞のところは、ピンクレディのＵＦＯっぽい振り付けで、へぇ～っとか思って眺めました。

　そんなある日、おすすめにフルバージョンの動画が登場。興味半分で視聴し始めて気づきました。180度、僕の視点が変わったのです。

　このお姉さんたち、身体能力が只者じゃねぇ！

　十数分間、彼女らは一瞬たりとも止まりません。ボクサーだって、3分に一度の休憩あるのに。ずっと笑顔で踊りっぱなしだったのです。なのに汗もかかず、息も乱れず。全力で動いているにも関わらず、満遍なく観客へ視線を移しながら、ジャンボリダンスのレクチャーも。その横には、チラチラと映り込む、ミッキー、ミニー、ドナルトの姿。心中察すれば神レベルなのは言うまでもありません。

　ワンステージで相当な運動量なのは、僕にだって理解できます。そして、こんな事も思いました。お姉さんに合わせて、毎日ジャンボリやったら絶対痩せるど！…と。懐かしのビリー隊長の姿も。ごめんな、隊長。ブートキャンプよりも、こっちが楽しそうなんだ。DVD化してみ？　売れるぜ、これは（笑）

　そして、もうひとつ。

　あの笑顔の秘密は何なのか？　

　弾ける笑顔の秘密は口でした。ジャンボリの間、お姉さんの口がずっと開いています。あぁ～、楽しさを表現するなら、笑顔だけじゃダメなんだな。口を開けると元気も倍増されるんだな。どこかで使えたらやってみよかね。キモいと言われたら知らんけど…

　妙に納得し、気分一新で午後の仕事に戻ります。いつもの如く、バディの我がまま、気まま、ありのままが始まりました。曇ってるけど外は暑いし、台風近いし、返事をするのも面倒くさいし…口開けて笑っとけ。

　ジャンボリスマイル、すぐに使ってやりましたさ（笑）