ステマ規制への対策は？

　みなさんは、お気づきだろうか？…。

　〝【お知らせ】当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。〟───この一文が、全ての記事タイトル下に表示されていることを。

　Ｘ（旧Twitter）で大騒ぎになっている〝ステマ規制〟への対応である。それを、見よう見まねでやってみた結果がこれであった。いっそ、アドセンスと同じように、広告タグを引っぱがしてやろうかとも思ったのだけれど、過去に書いた記事数を思えば、それは無理、ちょっと無理。仕事、ブログ、小説…そんな時間が取れそうにも思えない。

　だってそうでしょう？　こっちは地球に隕石ぶつかって人類滅亡の小説を執筆中なのだ。地球が壊れそうだもの。今はそっちがとても大切で、今日もサヨリは元気です（笑）

　それに、過去の記事が僅かながら…たとえば、サヨリのちゅーる数本ぶん程度の収益が実に惜しい。この物価高である、捨てるのも忍びない。だから、この一行を追加したというワケである。僕の膝小僧と遊んでる、老猫サヨリの楽しみを奪ってはいけない。ちなみに、画像は若かりし頃のサヨリちゃん、若いでしょう（笑）

　それでも、ステマ規制に対する情報は、錯乱し、混乱し、混沌としたカオスである。つまり、これが正解なのか否かも曖昧なのだ。最悪、スポンサーから提携を解除されるリスクを伴う諸刃の剣。ダメならダメで仕方ない。そこまでアフィリへの執着もない。なるようになれである（笑）　各広告については、追々、考えることにしよう。

　でも、なんで？…

　そんな疑問を抱く人も多いと思う。儲かりもしないブログ書くやつは阿呆である。コンビニとか居酒屋とかでバイトした方がずっと賢い。それを毎日書いているのだ。読む人によっては異常にさえ見えるであろう。そのワケは、最後にしっかりと書いてある。

　アフィリエイトが日本に上陸し、すでに二十年ほど経過するのだ。ブログに広告を貼って当たり前。むしろ、収益を求めてブログをはじめた人の方が多いであろう。僕のはじまりはそれ以前、ホームページ時代の生きた化石。スタートラインがまるで違う。いつまで経っても二十世紀末である。

　僕だって、その風潮に乗ろうと試みた時期もある。一攫千金を夢見てね（笑）　でも、それを達成するには、軽くズルい真似も必要。簡単に言ってしまえば、強烈な記事への〝盛り〟が必要なのだ。真っ当な記事を読んでもらえる…読者はそんなに甘くない。その土俵に上げてすらもらえやしない（汗）

　〝この歯磨きで真っ白な輝きを手に入れました〟

　とか。

　〝この方法で百万円を簡単に儲けました〟

　とか。

　〝このマシンで二十歳過ぎても身長が十センチ伸びました〟

　みたいな。

　消費者に夢を与えるインパクトがなければ、どんなにライティング技術を駆使したとて売ることは難しい。売れ続けるとなれば難易度も上がる。それが僕には無理だっただけ。それは修羅の道だから。

　時代がコロナ禍に押しつぶされそうだった二〇二二年。

　Google SEOは個人ブログを見放し、アドセンスへの夢も薄れた。その二年前、僕はブログの方向性は一転させようと足掻いていた。〝文体、文脈の大改造ビフォーアフター〟を開始た頃。理由は単純、歳も歳だし…それだけであった。

　このブログ、僕が書いています。

　そう、普通に語れるブログにしたくなったのだ。万年、通信簿 国語『2』がふいに思った意識改革。少し文章にも自信がついて、これをアフィリエイトに転用しようか？　その矢先、とある人物と出会ってしまった。容易く言ってはならないけれど、今思えば、あれはきっと『運命』である。

　メールを重ね、その人の思考と意思が僕の中に染み渡る。すると、金への欲が消えた。それは、憑き物がポロリと落ちた感覚であった。それからの目標は、〝あの人が喜ぶ記事〟へとブログ内容が変わってしまう。恋愛とかそういうのではなくて、あたたかい何かにそう導かれる感じであった。その想いは今でも続いている。そう思いながら、下手っぴな駄文を書いている。

　ブログと小説とのハイブリッドへと姿を変えて。

　先日、僕の昔話にコメントが付いた。オモチャ屋の想い出ばなし。そのコメントを読みながら、幼少期の記憶と、記事を書いていた頃の記憶が入り混じり、瞳の奥に熱いものが込み上げた。二月に書いた想い出ばなし。投稿すれば、ネットの闇に消えるような無名野郎の与太話。それでも知らない誰かに、何かを与えられるのだと実感できた。そのコメントの上、あの人の言葉がいつものように微笑んでいた…。

　これが老兵のモチベです（笑）