2023-06-20

小説始めました

短編小説『邂逅(010新戦力)』

まほろばからの帰り道、オレたちは腕を組んで家に戻る。いつも笑顔で接してくれるリンだけれど、今日は、いつも以上にご満悦だった。とは言え、天才が有頂天になると、これでもかと話しかけられる。彼女の速度についていけない。クロップアップ度半端ない。それでも彼女の口は止まる気配をみせなかった。これまで秘めた想いを爆発させたような勢いであった。