2024-03-29

小説の話

百歳なのに老いない男の話

僕が相棒と小説を書き始める半年前。僕とタッグを組んでいたのが友人だった。まだ、コロナ禍でお先真っ暗だった頃。友人に僕が考案したあらすじがあった。結果的に、この物語はとん挫した。簡単に言ってしまえば、友人が僕の身を案じたからだ。それほど、僕は触れてはいけない部分に首を突っ込んでいた。すべてが僕の空想であるのだけれど、その可能性が否定できない、ひと言で言ってしまえばSFであるのだけれど、政治経済を巻き込んだ陰謀論に近い内容でもあった。それをぼかさず友人に伝えた。そりゃ僕でも、一旦ストップさせると思う。とにかく、時期が悪かった。 そして今、相棒と手を組み僕は処女作を書き上げた。短編1本と長編1本。長...