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ねぇ、もしかして……おじいちゃん?
───金曜日は小説の話。 小説は誰にでも書ける。僕にもカタチになったのだから、老若男女の誰にでも。書くのが人とは限らない。その気になれば、人工知能だって小説が書けてしまうのだ。文章、イラスト、YouTube動画に至るまで。近い将来、創作物のほとんどがAIに奪われる可能性も高いだろう。機械にビン洗いの仕事を奪われた、母をたずねてマルコのように。これも時代の流れである。友人が喜びさえすればよい僕には、AIなんて無関係な話だけれど(汗) どうしてそうなるのか? そうなってしまうのか? その根本が金である。売り上げとか、予算とか、経費の類に他ならない。出版業界において小説とは商品である。売れる作品...