───ナニコレ、好きぃ〜!。
午後10時のマルヨシセンター、総菜・刺身在庫なし、お得とは縁遠く、幸せシールは完売で、余程の事が無い限り、入店する事も無くなった。だがしかし、午後7時過ぎのマルヨシセンター、幸せシールの山だった。
───サヨリさん、お刺身が食べられるよ。
安いは正義、半額シールの山の中、不思議な程に少ない客足。ゆっくりと、まったりと、じっくりと、店内を隅々まで大冒険。総菜コーナー、オールスター勢ぞろい、背番号は全て半額!。「まんぷく弁当」のキャッチーなフレーズに僕の胃袋が揺れた。
───マルヨシセンター、グランデリーズ、土曜限定!。
見たこと無い弁当だった。土曜日にマルヨシへ入る事が無いのだから、始めて見たのも当たり前。エビフライ、ハンバーグ、目玉焼き、スパゲッティ。小学生が喜ぶおかず、お兄さんだって、おじさんだって、おじいちゃんだってそれは同じ。三つ子の魂百までである。
まんぷく弁当の正式名称は、「土・日限定!ピラフとチーズハンバーグのっけ弁当」。僕が心惹かれたのはエビフライだった。喰って良いのは、喰われる覚悟のある奴だけだ。税込み537円の半額なら買いに決まりでしょ?。サヨリのお刺身と共に、まんぷく弁当ゲットだぜ!。だけれど、残念な部分もある。
───容器電子レンジ非対応。
つまり、レンジでチンが出来ない。冷たい弁当では味気ない。そこは、改善の余地があると思う。だってそうでしょう?、やっぱり暖かいご飯が食べたいもの。
───何はともあれ試食開始。
エビフライ、ハンバーグ、目玉焼き、スパゲティ。何が出るかな?、何が出るかな?、容器のふたを空けると、そこに嘘偽りなど1ミリも無かった。表示写真と同じだ。
味のイメージは想像どおりで、他の総菜弁当のパーツを組み合わせた感じ。つまり、お馴染みの味である。ただ、主役級を詰め込んだ贅沢な気分は味わえた。現役だったら、味、ボリューム、共に満足できる内容だ。
───こんなに沢山たべられない。
いつもそう、いつだってそう。毎回、同じ事を思うのだけれど、食欲無くてもペロリだぜ。2個は無理っぽいけど、1個だったらいつでもオッケー。
桃に、畑に、現場仕事…。肉体労働時間が増えた昨今、いつも空腹で、いつも眠い。これまでと運動量が違うのだろう。一汗流すと調子も上がる。けれど、アイドリング中は疲労感に支配されている。記事を書き始めると睡魔に襲われ、ウトウトしながら書き上げている。その代わり、食事制限がなくなった。食べない事への恐怖心がそうさせた。
───ここで我慢したら、グっと痩せるのに。
それが出来ない、それが出来れば苦労はしない、困ったものだけれどそれも人間。エビフライとハンバーグ、目玉焼きの下にはスパゲッティ、そして止めのピラフ。総カロリー951kcalに、僕の胃袋も喜んでいます。
ごちそうさまでした。
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