二度の冬を越したミニトマトは激甘

ミニトマト
ぐるめ・試食

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───ミニトマトの花言葉は、完成美と感謝。

甘いと噂だったミニトマトを頂いた。

今年で3度目の夏を迎えるのだという。つまり、二度の越冬を果たした苗が実らすプチトマトのお届け物です。ちょっとなに言ってんのかよく分からない…。だってそうでしょう?、テトラポット登って無い方のアイコは自家菜園で経験済み。トマトもミニトマトも経験則として越冬しない。カブトムシだって宇宙に靴飛ばせない。春に苗を植え、夏の間に毎日収穫を楽しむ。それが家庭菜園の流れである。とは言え相手はプロ、アグリカルチャーのプロである。

───えー、ビニールハウスで越冬よ。

いとも簡単に農家のマダムは、トマトの秘密を語り始める。流れるような語り口は、古今亭志ん朝の如く。持ちネタの域にまで達していた。アイコが育った三年間の想い出がいっぱいなのである。ちなみにアイコとはミニトマトの品種の名称である。

───甘いと噂のミニトマト。

今から3年前、最初の年は甘く育たなかったそうだ。「そんなに美味しく無かったのよ」とケラケラ笑う。それから水も与えず、ビニールハウスの中で放置すると、今年の実は甘くなったのだそうだ。大自然の不思議である。危機的状況に追い込むと、トマトは甘く昇華する。それは、知識としての知名度は高い。誰もが知っているけれど、いざ、実践となると難しい。ついつい、水や肥料を与えてしまう。凡人はそこで失敗するものである。極限状態に追い込まれ、存在すらも忘れられ、ハウスの隅で放置プレイされた向こう側で奇跡は起こる。

越冬したミニトマト

───ドMに仕上がったミニトマトは激甘である。

知人が甘いと噂していたミニトマト。

水で洗って冷蔵庫でキンキンに冷やす。食べるタイミングは決めていた。桃畑で一日汗を流し、干からびた胃袋へ流し込むぞと決めていたのだ。それは、仕事上がりで飲むビール、風呂上がりのアイスクリームのようなもの。最高の条件を整えてこそ味わえる境地もある。それが見たくて1日を過ごしたのだ。

───トマト、トマト。

体と心のコンディションは整え済み。乾いた口の中に冷たいトマトを放り込む。冷たい、甘い、なんだ、なんだ、フルーツか?。クエン酸、リコピン、グルタミン酸が五臓六腑に染み渡る。疲れが靴と一緒に宇宙へ飛んでった。人を良くすると書いて食べるだった。

───このアイコ、只者じゃない。

濃厚なのに爽やかな甘味が心地よい。下手な調理は野暮というもの。香りや舌触り、甘味、酸味、旨味、石原さとみ。しっかりと冷やすだけでエレガントな極上スイーツ。うちの畑のとは違うんだよなぁ。水っぽいんだよなぁ。愛猫サヨリくらい甘やかしたのが悪かったのかなぁ。鬼になれ!。

今年のトマトはスパルタで育てようと心に誓った。