「凄い寝相だね、サヨリちゃん。死んでいるのかと思ったよ。」
「連日暑いですから猫バテですよ、お父さん。」
「そっか、そっか。お父さんの愛を受け止めるが良い。」
「にゃーーー!。抱っこは良いです。勘弁してください。ほら、ボクの抜け毛が服に付きますから。首元がボクの抜け毛でチクチクするって言っていたじゃないですか!。」
「それはそれ!、これはこれ!。そんな中、『ボブという名のストリート・キャット』の上映始まったよーーー、サヨリちゃーーーん。試写会だけれど、ボブちゃんも来日しているんだよーーー。」
「にゃーーー!。それは良かったですね、お父さん。もう映画は観て来たんですかーーー!。だから、ご機嫌なのですかーーー!。だったら、ボクの抜け毛を味わうがいいさっ!。」
「いや、ボブは四国で上映して無かったから。1番近い映画館は岡山県だったから。倉敷だったから、『ボブという名の猫』は、YouTubeムービーで出たらお金出しで見るからいいです。なんかね、『前前前世』も早くから見られたんだよね、2,000円で。だから、DVDが出るより前に見られる可能性もあるよ。」
「あ…なんかゴメンにゃさい。」
「それは仕方ないから良いのだけれど、サヨリちゃん。キミ、抜け毛が止まったみたいだね。お盆過ぎまで抜け毛の覚悟をしていたのだけれど、8月に入った途端に抜け毛が止まりましたね。昨日まで、お父さんの腕に抜け毛がこびりついていたのにね。今日はブラッシング前だというのに、抜け毛の量がそれほどでもないよ。」
「あらホントだ。これでボクも完全な夏毛に切り替わったという事ですね。少しは涼しく感じられる体になったかもです。」
「一皮むけたね、サヨリちゃん。」
「そのようですね、お父さん。これで、猛暑への準備は万端です。『ドンと来い夏!2017』ですよ。」
「猫ノミ対策の経験から、毎日のブラッシングは欠かせないのだけれど、しばらくの間はブラッシングの時間も短くて済みそうだ。」
「しばらくの間…?。」
「猫には夏毛と冬毛があるでしょう。今は夏の毛になったのだから、寒くなる前に冬毛の準備で今の毛は抜けるよ。」
「そうでしたね。忘れていました、お父さん。9月の末頃からまたブラッシングが大変ですね。」
「ブラッシングは抜け毛があろうと無かろうと、お父さんにとっては関係ないから気にしなくても良いんだよ、サヨリちゃん。抜け毛なんかよりも、ノミの方がずっと怖いからブラッシングしているだけれだからね。それと、ブラッシングしていると、サヨリちゃんはトロ~ンとした目をしているでしょ。それも楽しみの一つだから。」
「う~ん。お父さんにブラッシングされていると、ふわふわした気分になって、たまに意識が飛びそうになってしまいます。ただし、それは上半身の場合に限ってのお話ですけどね。尻尾の周りは今でも嫌ですよ、マジで嫌だわ。」
「何年、キミのブラッシングして来たと思ってんの?。そんなん知ってるわ。もはや常識だわ。」
「知っててグイグイやりますよね、ブラッシング。もしかして、お父さんはドSですか?。ソーゴー・オキタですか?。たぶん、超ドSさんなのでしょう?。」
「それは誤解だ。前前前世の経験から得た教訓の中に『ノミ生息ポイント』というのがあってだね、そのポイントの中に『尻尾』がエントリーされているんだよ。だから、どんなに嫌がっても尻尾のブラッシングは念入りに行っているんだよ。」
「そうなんですか。ボクの体がノミで満たされていた頃、お父さんとはあまりコミュニケーションが取れていませんでしたっけ。『所詮、息子の猫だから』そんな感じの対応でしたもの。でもノミの大発生時には、お父さんがずっとボクの体のメンテナンスをしてくれましたよね。あれから、お父さんと仲良くなれた気がします。」
「まぁ、仕方なかったからね。誰もやらないし、キミは僕の部屋に隔離されちゃったし。お父さんにとっても、猫ノミ退治のいい勉強になったよ。」
「あれから猫ノミとは無縁ですけれど、やっぱりプラッシングの成果ですか?。薬なんか一切使ってませんけれど。」
「サヨリちゃんは目と鼻が弱いでしょ。いつも鼻タレ&目ヤニ小僧でしょ。健康体ならまだしも、今のキミに薬は使いたくないからね。でも、手間さえ掛ければノミは付かないから、大丈夫。ノミ取りクシはお父さんの最強アイテムです。だから、尻尾だって毎日ブラッシングしますよ、覚悟しろ!。」
「ビチクソにゃるーーー!」
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