「お父さん、お酢の効果はどうですか。毎日飲んでいるのでしょう?、ミツカン酢。」
「ミツカン酢は毎日飲んでいるのだけれど、お酢でなんらかの効果が出たとは思わないよ、サヨリちゃん。」
「見た目は全然変わってませんものね。でも、何かが変わったようにも感じたので質問してみました。」
「大きな変化は無いのだけれど、体重も変わったような気もしないのだけれど。お父さん、足が組めるようになりました。」
「にゃんと!。お父さんって、足が組めなかったんですか。ボクにはそっちが驚きです。足が組めないって、どんあけアレだったんですの。」
「いやいや、普通に足は組めてはいたよ、サヨリちゃん。た・だ・ね、足を組むと太ももが邪魔してる感じはしていました。昔はもっと普通にひょいっと足組出来ていたのだけれど、このところ、足を組むと違和感があったんだよね。太もものお肉とお腹のお肉に足組を妨害されている感じがね。」
「それが無くなったと?。」
「そうそう、ダイエットを決めてから、体重こそ減ってはいませんけれど、ウエストは確実に6cm以上縮んだからね。それだけは、神に誓って事実です。」
「体重が減らないのに、ウエストって小さくなるものなの。」
「お腹をへこませたらウエストって細くなるよね。それは普通の事だよね。西洋の貴婦人たちはウエストを細く見せるために、コルセットをぎゅうぎゅうに締め付けていたそうだよ。それを腹筋に任せる作戦です。お腹をへこました状態を24時間維持出来れば、見かけ上のウエストを細くする事は可能ですから。」
「という事は、お酢+腹筋運動ですか。」
「う~ん。それも違うんだよ、サヨリちゃん。お父さん、腰が弱いから腹筋は避けたい運動のひとつなんだ。だから、椅子をバランスボールに切り替えました。あれからずっとバランスボール一筋です。インナーマッスル鍛えます。」
「だったら、去年リタイアしたバランスボールの効果という事?。お酢は無意味だったと?。」
「お父さんがダイエットするときは、運動と食事制限とを同時に始めるタイプだから、どっちが良かったのかは分からないです。内臓脂肪を手っ取り早く減らす方法は断食なんだよね。でも今回、それは実践していないから、内臓脂肪を減らす役割りにお酢は効果があったような気がしています。」
「あとは何か気を付けていますか?。」
「そうだね、ご飯の後に菓子パンを食べていたのを一切やめました。それと、お菓子とお肉と油は極力控えています。その代り、ナッツ類をおやつ代わりに食べる事にしました。ナッツ、買うと高いけど。それと、納豆とお豆腐を食べる機会が増えました。結果的に、1日の摂取カロリーは、今までに比べて半分くらいになったと思うよ。ちなみに『もずく』と『キムチ』は、健康によろしく無いそうなのでNGとしました。」
「それだけでも痩せそうですね。」
「そう簡単なものじゃないんだよね、サヨリちゃん。お腹まわりのお肉は、中々減ってはくれないから。『一生付き纏ってやる!』レベルのしつこさだから。『呪いのビデオ』並みに強烈だから。一番最後に痩せていくのがお腹まわりの贅肉だから。なのでもう1個、何かを足そうと思っています。」
「もう1個って何でしょう。すでにプランは出来ているのでしょう?。」
「過去の経験から一番効果的だったのは『懸垂』でした。短時間で終わるし、筋肉も付くし、ムキムキ父さん出来ちゃうよ。だたね、懸垂器が無いから出来ないね。」
「出来無いかぁ~、ケンスイ。」
「そこでプッシュアップですよ。」
「腕立て伏せですか、お父さん。」
「そうなんだよ、腕立て伏せ。これならどこでも出来るから現実的かなって思っています。面白く無いけど。というより嫌いだけれど。」
「一般的に言われている、ジョギングとかの有酸素運動は駄目なのでしょうか。ダイエット=ジョギングでしょ?。」
「良い質問だね、サヨリちゃん。お父さん、今までジョギングが続いたためしが無いんだ。だから、最初から有酸素運動は除外しています。出来ないものは出来ません!。ダイエットは足し算と引き算だから、食べずに痩せるか、筋肉付けて痩せるのか。そのふたつにひとつ。そこでお父さんは、上半身を鍛えて痩せる道を選びました。プラス、食事制限はしませんが、食事の質は変えます。」
「その壮大な計画。目標が達成されるのはいつ頃ですか、お父さん。」
「人間の体質が変化するのに3か月掛かると言われています。従って、10月くらいに何らかの効果が出るんじゃないかな。たとえば体重が減りましたとか、ズボンのサイズが合わなくなりましたとか。」
「そうですか。夏は過ぎちゃいますね。」
「過ぎちゃうね。」
「この夏のお父さんは、今までどおりのおデブさんですね。」
「だな。」
「じゃ、10月の報告投稿を楽しみにしています。せいぜい頑張ってくれたまえ!。にゃ、にゃ、にゃ。」
「プレッシャーーーー!。」
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