リュックが重い!成り行きでヘビーウォーキング

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ダイエット

───肩が痛い、買うんじゃ無かった。

仕事帰り、牛乳が無かった思い出す。

だったら水とお芋さんも買って帰ろう。そんなぶらり散歩気分で買い物を済ませよう。でもね、揚げ物とか、お菓子とか、菓子パンとかは買っちゃダメだよ、太るから。そう肝に銘じてスーパーへ入る。

半額シールからの誘惑、揺れる心、幸せシールは揺らせ上手。黄色いシートに刻印された赤い文字。「半額」の文字は本能を揺さぶる呪文だった。それらをガン無視。お芋さん、牛乳、お水だけ。呪文返しのおまじないを唱えてミッションクリア。支払いを終え、荷物をダッシュでリュックの中へ。

───焼肉弁当が半額だったよな…、美味そうなパンも半額だったな。

一刻も早く出なければ、悪魔の天使シールに取り憑かれてしまう。早く帰ろう、愛猫サヨリが待っている。僕はグイッとリュックを持ち上げた。予想に反していと重し。ざっくり計算してみると、今日のお買い物は約5キロもあった。スーパーから家まで20分地点での出来事だった。

───仕事帰りにヘビーウォーキングとはこれ如何に。

三浦雄一郎のヘビーウォーキング

───たかが5キロ、されど5キロ。

子泣き爺に抱きつかれたら、こんな感じになるのだろう。ゆっくりと確実にリュックの中身が重くなる。半年続けたウォーキング。その甲斐あって足腰へのダメージは皆無だった。問題は肩である。リュックの紐が肩に食い込んで血流を止めるのだろう。肩がジリジリと痛い。正座を続けると足の間隔が麻痺するアレだ。肩の感覚が無くなり、次いで腕の感覚も怪しい。

───行き当たりばったりからのヘビーウォーキング。

ヘビーウォーキングとは、エベレスト登頂を80歳で成功させた、三浦雄一郎氏のトレーニング法である。その方法は、重さは30キロのリュックを背負い、両足首にはパワーアンクル(おもり)を装着。その状態でひたすら歩くというもの。つまり、ハード。かつて、ヘビーローテーションでシュシュな三浦お爺ちゃんのコマーシャルも放送された。

膝の痛みを改善するサプリのCMだったと記憶している。30キロを背たろうて颯爽と闊歩するお爺ちゃん。その姿ばかりが頭に浮んだ。たった5キロで肩が痺れる。その6倍の30キロって亀仙人式修行術じゃん。

───足ヨシ、腰ヨシ、息切れ無し。

歩行への支障は無くない。問題は肩に食い込むリュック紐だけ。腰巻の付いたリュックがあれば10キロくらいでもイケるかも知れない。歩きながら欲が出る。7月でダイエットを始めて1年を迎える。その頃にまでに数字を残して置きたい気持ちも割と強い。ここに来て欲が出て来た。

───10キロ減量は無理だけれど、7〜8キロならまだ間に合う。

そんな気分になっていたものだから、早速、肩が痛くならない方法を模索した。その結果、腰巻きが付いたリュックが必要なようだ。Amazonで登山用リュックを探し、良さげなリュックを選んだ。現段階ではコレが良さげ。

僕は四国88ヶ所巡りのルート上に住んでいる。大掛かりなリュックを背負って歩いていても、お遍路さんだと勘違いしてくれる地域性。つまり、そんなスタイルで歩いていても変な人扱いされにくい。逆にお遍路友達が出来るだろう。

───お遍路さんですか?、違います。

真夏の公園、日陰のベンチ、おっさんとおっさん。

ベンチでジュースを飲みながら、旅の話をした事だって何度もあった。今も昔もこれからも、ここはそんな場所なのだ。ペットボトルの水でも入れときゃ重りになるし、辛けれりゃ飲めば軽くなる。コレからはお遍路さんのシーズンも到来する。大きなドラマは無くても、今日までそれなりに頑張った。残り3ヶ月半で何処までイケるか試しても見たい。

───5キロを背負って歩く夜道。

去年まで、その5キロを我が身にまとって生活していたのだから。あと3〜4キロくらい、やってやれない事は無いだろう。歩く距離、歩く速度、歩く時間は決まっている。それが辛いとも思わなくなった。逆にチョロいとも感じ始めていた。季節柄、少し負荷を足しても良い頃合いなのかも知れない。

───リュック買お。

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