ウォーキングで太腿の筋肉が落ちた話

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ウォーキング筋肉が落ちた話
ダイエット

───早っや、自転車、速っや!

風になってペダルを踏む。回せ、回せ、ケイデンスを上げろ!。冬空に冷えた体が一気に沸騰するようだった。上がる息、ほとばしる汗、もう少し、あとチョット!───そう、遅刻である。

ウォーキング開始から二ヶ月。移動手段は徒歩と決めた。3日目の悪夢を乗り越え、歩くことにも慣れ始めると、半径3キロの移動時間も読めるように。

───時速6キロ

これが僕のスペック。全てを徒歩に委ねる日々。けれど、緊急ならチャリ発車。例えるなら遅刻の危機。そして遠距離。これが今の自分ルール。遅刻はダメ、絶対!。

久々に自転車に乗ると、徒歩とは別の景色が広がる。ビュンビュンだよ。このまま何処までも走って行ける。そんな気がして、そんな気がした。風になれ、なっちゃいな。

しかし、現実は残酷だ。気持ちだけがビュンビュンで、息が上がって太ももが痛い。つまり、思うように走れない。盲点だった。

───大人になるとよくある奴、ドンマイ

運を動かすと書いて運動

ウォーキングの目的は脂肪燃焼と血行促進。病院に払う金があるなら靴を買う。ダイエットと健康を意識してのスタートだった。その為に毎日2リットルの水を飲み続けた。しかし、定期的な自転車運動の必要性を強く感じ始める。太ももパンパン。二ヶ月前のスコアが出ない。遅刻は1分1秒の争い。計算が狂うと後が面倒。何らかの対策が必要。

───さて、どうする?

今や時代はテレワーク。スマホがあれば、かつて、困難を極めた遠距離恋愛ですら容易い時代。昭和の刑事ドラマのように、昭和の営業マンのように、靴底をすり減らす場面など、今はない。つまり外へ出る場面がない。そんな世の中で1日1時間のウォーキングタイムの捻出は───う〜ん、、、ごめん、ちょっと無理。それでも自転車も捨てられず。

───夜、歩く?

夜のウォーキングには些か抵抗があった。田舎ですもの。車社会ですもの。近所の目もあるし、不審者扱いされるのも困る。かと言って、スポーツやってます。そう、言わんばかりのスタイルというのも頂けない。そもそも僕に、その格好が似合わない。

───遅刻を免れ、昼が過ぎ、夜が来た

時計を見ると22時。今日も残すところ2時間で終了。愛猫サヨリは暖房完備のハウスから出る気配すらない。大きなイビキだけが聞こえている。サヨリは今日も元気です。

───今日はブログも書いたし、もう一本は無理っぽい…

そうこう考える間の時間は早い。悩んでいる間に20分経過、デジタルの数字は22時20分───歩きますか。少しでも汗が出るよう、僕は黒いヒートテックで身を固める。

───モジモジ君だった

ジーンズに足を通し、ワークマンのイージス(防寒着)を羽織るモジモジ君。ワークマンの防寒性能は高く、イージスも真冬でなければ着ていられない代物だった。この状態で既に暑い。

───行きたか無いけど、行ってきます

Googleマップの測定値。一周6キロの道のりを1時間掛けて歩いく。いい感じで汗を出し、いい感じに身体もほぐれた。ウォーキングで体力が上がった。気分が落ち込む事も少なくなった。睡眠の質も上がった。飯も美味い。何もかもが順調だった。───体重計に乗るまでは…。

───お芋食べます

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