お通じ全開!さつまいもダイエットがヤバすぎた

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鳴門金時ダイエット
ダイエット

あれは地獄でした。

人生でこれほどの悍ましい光景を見たことはなかった。僕は、その姿に満足感よりも、達成感よりも、恐怖感の方が優っていた。それはアナタも同じでしょう?。自分の腹わたの中からキロ単位の汚物が出てきたのだ。それはクソのチョモランマ。モノには限度というものがある。

だってそうでしょう?。便秘解消と言っても度を過ぎれば恐怖そのもの。大量のクソが、汚物が、排泄物が、和式便器を制圧し、征服し、ソンビが如く、貞子が如く、外の世界へ出掛かっていた。危なかった…もう少しでトイレ掃除の罰ゲーム、ギリセーフ。

この惨劇を引き起こした犯人は、坂田銀時じゃ無くて鳴門金時。蒸して冷やしたサツマイモだった。

サツマイモを主食にした4日後の朝

蒸しサツマイモ

それは、韓国由来のコグマダイエットを導入してから4日目の朝の出来事だった。食物繊維が豊富でGI値が低い。低GI値の食材は血糖値が緩やかに上昇する食材。つまり、ダイエットには打って付けというわけだ。ドラマでもアニメでも、昭和中期のヒロインは焼き芋が好物だった。冬になると昭和のサザエが焼き芋屋を追いかけていたのも、理に叶った行動だったと今になって思う。

さらにデンプンというATフィールドに守られたビタミン類は、熱に強く消化吸収の面でも評価は高い。さらにサツマイモ特有の『ヤラピン』の存在も外せない。ヤラピンは、胃の粘膜の保護し腸の動きの促進させる。便秘解消にも打って付け。

しかし、サツマイモダイエットにも問題があった。それは価格だ。鳴門金時は、毎日となるとお高い買い物だったのだ。1日200円の出費は痛い。それを解消するには大幅な意識改革が必要だった。

腹筋ローラーウォーキング、1日2リットルの水を飲む習慣は慣れてきた。これらのダイエットに対する金銭の負担は限りなくゼロに近い。水は購入しているのだけれど、缶コーヒー代を水代に充てることで実質ゼロ円。

ただ、ダイエットに対する実感が全く湧かなかった。痩せているようで、今までとは感じが違った。50を過ぎればダイエットの難易度も上がるようだ。加齢による基礎代謝が問題なのだろうか?。僕のダイエット計画は、カロリー削減へと大きく舵を切る事になる。サツマイモに目をつけたのも偶然ではなく必然だった。

サツマイモはタダで手に入らない。水と同じように代替えする必要があった。だから米と小麦を断つ事にした。主食を蒸したサツマイモと茹で卵に切り替えた。一大決断だった。

米が無いのだからおかずの心配も無くなった。キャベツやキノコの味噌汁、納豆、豆腐があれば十分だった。出費は逆に減る事になる。付き合いで食べる昼食で肉や魚やうどんは十分だろう。

24時間断食を終えた日からサツマイモを主食の生活に切り替えた。空っぽに胃の中がリセットされた状態からのサツマイモダイエット。翌日からのお通じは良好だった。僕は便秘で悩んだ事は無かったけれど、いつもよりも爽快な朝を迎えられたと自負していた。2日目も、3日目も、宿便も一緒に出ているのか?。食べた量よりも出している量が多い気さえした。

韓国式サツマイモダイエットは、コグマダイエットと呼ばれ焼き芋で行う。ネットでコグマダイエットを調べてみると、焼く、蒸す、煮るの調理法がメインで紹介されていた。面倒くさがり屋さんのための電子レンジでの調理法も当たり前のようにあった。レンジでチンなら簡単だ。

けれど、僕はマイクロウェーブを信用してはいない。電子という言葉にはワクワクするけれど、食べ物に使うとなると何となく拒否反応が起こる。だから、毎日の電子レンジ調理はあり得ない。だから、いつものスチームクッカー(気蒸し器)で蒸し芋にして食べた。加熱時間は20分。

前日に芋と卵を1日分蒸し、冷蔵庫で冷やして翌日に消化する。深夜、どうしても何かを食べたくなったら、冷蔵庫の蒸し芋か茹で卵は食べても良いルールとした。スナック菓子や菓子パンを食べるよりはマシだろう。食べて良いのはブログの記事ネタの時だけだ。

とは言え、サツマイモを組み込んでからというもの、僕の1日は空腹とは無縁の生活になった。米、小麦、砂糖。3種の白い悪魔を拒絶すると、ざっくりと計算しても摂取カロリーは大幅に激減していた。これ、標準体重までだったら普通に痩せるんじゃね?。

そして迎えた4日目。『あれは地獄でした。』の朝。この日は出したいのに出ない状態だった。勿論、ナニの話である。もう少しで出るのに出ない。僕の黄門さまにフタでもされている感覚。巨大な何かが出そうで出ない進撃のクソ。

ただ、無理をすると大変な事が起こるような、救急車も辞さない事態に発展しそうな。そんな予感だけはしていた。ふーふーはぁー、フーフーハァー。今だけは慎重に作業を進めるべき時。無理は禁物。遅刻しても構わん!。腹を括る。

そんな状態が10分ほど続く。そんな事もあろうかと、僕はKindleを持ってトイレに入っていた。Kindleで『日本沈没(上)』を読みながら、直腸の筋肉に力を入れたり抜いたりを繰り返す。ついでに下腹の筋肉も大きく動かした。腹筋ローラーのおかげで腹直筋がよく動くのを感じた。

Kindleでは東京に巨大地震が発生!。その時、僕の富士山も噴火した。便器の底からボテっと…重く低い音が聞こえた。これは大きいぞ!小野寺くん!。

それは、10秒だったかもしれない、一瞬だったかも知れない。下痢だと勘違いする程の勢いが続いた。爽快感と被るように第2波に襲われた。それはいつもの朝の感覚だった。2波が終わり暫くの間、3波を待ったが何も起こらなかった。

事を済まし便座から立ち上がる。事の一部始終を目にして直立不動になった。何処から?、否、誰から出たのか?。そう問いたいくらいの物体が便器の中で溢れていた。ナニにナニが重なって、マウンティングマウンテンで山の形を形成していた。身震いしながらも、広角の上がった顔は歪んでいただろう。こんなの初めて。

きっと、ユーチューバーならスマホの録画ボタンを押すのだろうな…ブロガーならシャッターを切るのだろうな…。じゃなきゃブロガー失格だよな…。だったら僕は…。

そう思いながら、その行為には及ばなかった。ブロガー失格だよな。一生に一度であろう光景に心のシャッターだけ押して水を流した…が…一回では流れなかった。ナニがダムのように水を堰き止めて、どんどん増してゆく水カサにヒヤリとした。YouTubeなら100万回再生イケそうな迫力があった。

幸いにも2回目でナニは下水へ流れ去り、僕は記録画像の代わり体重計に乗った。目覚めの水を半リットル飲んだのにも拘らず、前日に比べて体重が2キロ減っていた。人間万事塞翁が馬、良い事があれば悪いことも起こる。その夜、僕のiPad初号機が突然死した。

ちなみにサツマイモは皮ごと食べている。

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