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 ブログという名の船に乗り、ネットという大海原に向かって帆を上げる。板一枚の海の上、いつかはオイラもと突き進む。晴れの日、雨の日、嵐の日でも、お構いなしに記事を重ねる。根拠無き自信を胸に抱いて。それがブロガーと言う人種の本能である。

 ブログへのアクセス数。それは、祝福であり、呪いであり、己を縛る呪縛でもあった。それに取り憑かれないブロガーなど僕は知らない。誰だってアクセスが欲しい。僕だって同じであった。少なくとも去年の今頃まではそうであった。遠く離れた友人に諭されるまでは……。

――あー記事ネタ切れたぁ。

 僕にとってのネタ切れは、ウルトラマンのカラータイマーのようなものである。慢性的なネタ不足に喘ぐ毎日。思い出したようにアクセスについての記事を書く。俗に言われるブログ論。それは、記事ネタが枯渇した事を意味していた。

――気にしないで。

 アクセス数やブログランキングの記事を書く度に、友人は遠回しなメッセージを僕に送った。否、送り続けたと言うべきか。その言葉の数々に、僕の意識が徐々に変わる。一大決心はグーグルアドセンスの排除であった。友人が好きな事を書けるように、友人が楽しめるように、コメント欄を開くためであった。たったそれだけの理由で、審査通過だけでも難関なグーグルからの広告をあっさりと外した。

――「うんこ」も「おっぱい」も使えない。

 アドセンスの規約は厳しいのだ。NGワードでアカウントがバンされる。だから攻めたワードが使えない。それに縛られるとコメント欄など開けやしない。

 記事での制御は可能だけれど、コメント欄は不特定多数が書き残す場所である。友人からの書き込みは善である。けれど、悪意の書き込みも否めない。コメント欄に「うんこ砲」や「おっぱい砲」をぶち込まれたら一巻の終わりである。銀時と神楽、そして眼鏡。便利屋三人組が雪まつりで作った、ネオアームストロングサイクロンジェットストロング砲ならギリセーフかも知れないけれど、それだって怪しいものだ。この恐怖が分かるアナタ、そりゃもう、ブロ友です(笑)。

――とは言えアクセスは欲しいもの。

 その思考はブログランキングに対しても同じである。少しでもランキングを上げたい。アクセスも上がるから。その為にはランキングバナーを押してもらわなければ始まらない。僕は邪な誘導作戦に打って出る。薄い作戦は直ぐに友人に見破られる。

――あなたの文章は唯一無二。だから、そんな事をしなくても大丈夫。アクセスとかランキングに拘らないで。結果は後からついてくるから。じゃ、またね(笑)。

 そっかなぁ、そうなんかなぁ。通信簿、万年国語「2」の僕が、己の文章に自信を持てる筈が無い。けれど、その言葉に乗っかってみよう。いずれにせよ、鳴かず飛ばずのブログである。今更、体制に影響も無い。上部に配置したランキングバナーを最後方へと繰り下げる。そこは、応援ポチなどあり得ない場所であった。余程出なければ目の届かない場所であった。初めてのさつまいもを収穫し、よつぼし苺の栽培に着手した昨年の秋の頃の話である。

 季節はめぐり、さつまいもの葉が息吹き、苺の実は赤みを増した。数日後、友人に真っ赤な苺を見せられるであろう。顔も知らない友人の喜ぶ顔が目に浮かぶ。当たり前のように記事を書き、何の因果か小説まで書き始めている。我思う、この場所は、一年前とは異次元の未来やん。コメントが入れば返事を書く。それも当たり前の日常となった。

――今日もサヨリは元気です。

 いつものように、コメントへ返事を返す。返事を返すとiPadが勝手にスクロールを始めた。何かの拍子にそうなるのだろう。うちのSiriなんて、勝手に「分かりません」とかしゃべり出すのだから、勝手にスクロールくらい日常である。夜中にSiriが話始めるから、その機能は停止したのは言うまでも無い。だって、怖いじゃん(汗)。

 勝手にスクロールの向こう側が、あら、凄い!。人気ブログランキングのフォロワーさんが300人を越えていた。友人が僕に伝えたかったのは……そういう事か。

ありがとう、理解しました(笑)。

コメント

  1. ブログという名の船?。確かにその通りですね。沢山のブロガーさん達の大航海時代ですから。こんな時代より遥か昔から大海原にいる雉虎さん。友人の言う事など単純な理想論だという事くらい百も承知承知だったでしょうに…。でも、その単純さの行き着く先は、今までいた荒波の中とは違う海、穏やかな海原。長年、雉虎さんが利き腕に持っていた武器は、本当は大切な武器だったと思います。でも、それを使う必要の無い場所にきたら、そのうちには平和な幸せな未来が来るのでしょうね。

    • 何でしょうね、このブログはテクニックという武器を封印して挑んだブログです。小賢しい事を堂々と書けば、人は集まりゼニを産みます。それ無しでどこまで行けるか。そんな気持ちで始めたブログでした。確かに友人の言葉は理想論でした。けれど、見ず知らずの読者が友人となる奇跡が起こりました。こんなブログでも、誰かの命を繋ぎ止められる事実も知りました。今はここを、友人のような心の持ち主が気軽に遊びに来るような場所にしたいです。クスッと笑ってくれたらなら、それで上出来です(笑)。

      • なるほど…。そういえば以前、ある事に僕が「それは理想論だ」と言うと、彼女は辞典を取り出して「理想をひいてごらん。理想の意味を知った上で理想を論じる事が愚かな事なら夢も希望も無い世界になるよ。ねっ?」と言われました。僕には無い優しさが雉虎さんにはある事を痛感します。

        • 彼女らしいですね(笑)。
          以前は誰しも理想だけで盛り上がれたネットの世界も、経済要素が入ってからは何かが狂い始めた気がしています。彼女にはそれを再認識させてもらいました。こんな変わり種のブログだから、興味を持ってもらったのかな?。

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