５０代からの懸垂ダイエット

「HEY！HEY！、お父さん。どうしちゃったのかな？。長い間お休みしちゃって。キジとらにしばらく新しいコンテンツを投稿していません。投稿を作成しましょう。」

「Facebookっか？、サヨリちゃん。お父さんのリュックの上に転がって、上から目線からの滑り出しだよね。お父さんにだって、色々と不都合があったんだよ。」

「ほう、どんな言い訳かな？。ボクに打ち明けてみなさい。何でも聞いてあげるから。」

「何を言っている、サヨリちゃん。毎日、一緒にいたじゃない。」

「この人、ずっとサボっていました！。ブログの更新、サボっていたんですーーー！。さぁ、どう出ますか？、お父さん。次の一手が楽しみですね。」

「何だか勝ったつもりみたいだけれど、サヨリちゃん。お父さんも反撃を開始しようかな。」

「受けて立つ！。」

ROUND２

「さぁ、掛かって来なさい！。全てを受け止めてあげましょう。」

「お父さんは、ブログの更新をサボっていたわけではありません。更新が出来なかったのです。それは、サヨリちゃんだって知っている事でしょう？。」

「知っていますよ。事務局のインターネットが繋がら無かったからでしょう。でも、ネット環境なら、どこでも手に入るこのご時世です。そんな言い訳は通用しませんよ。」

「何だよ。さっきから高飛車な態度、三浦瑠麗かよ。上から目線も程々にしないと、お父さんにも考えがあるよ。」

「何だかんだ言ってもメールやら何やらから、『ブログの更新をしていないですが、お体大丈夫ですか？。』みたいな連絡が入っていたじゃ無いですか？。そこで馬力をかけるかと思いきや、ずっと何やら情報収集していましたよね。何やっていたのですか？。そして、何をやらかす気なのでしょう？。」

「肉体改造計画ですが、何か？。」

「人類補完計画？。」

「肉体改造計画！。」

「ウルトラ怪獣擬人化計画？。」

「どうでも良いけどサヨリちゃん。何でアニメのなんちゃら計画を連呼するかな？、ワザとだろ？！。」

「魔法少女育成計画！」

「かわええ。」

「でも、肉体改造って急にどうしちゃったの？。SASUKE（サスケ）でも目指すの？。」

「SASUKEは無理無理。夏に痩せる筈なのに、全然痩せなくって逆に太ってしんどいのです。お腹のお肉の成長が止まらないから、肉体改造でお仕置きしちゃろかと考えてね、ダイエット計画を練っていたわけ。そんなこんなで更新が滞ってしまったのでしょうな。」

「『でしょうな。』って他人事みたいに言っていますけれど、本当に大丈夫かなぁ~。このハゲ。」

「ハゲじゃないよ、サヨリちゃん。お父さんはデブだよ。これ以上放置すると、取り返しのつかない事になるデブだ。」

「で、プランは？。」

「懸垂です。」

「鉄棒にぶら下がる・・・あれ？。」

「そう、あれ。」

「出来るの？。一体全体、どこの鉄棒にぶら下がるの？。ボクのお散歩コースに大人用の鉄棒はありませんでした。そもそも、高松市内にある公園の鉄棒やうんていはことごとく撤去されてた筈ですよ。事故防止とかいう名目で。」

「そうなんだよ、サヨリちゃん。だから注文しました。」

「鉄棒を？。」

「懸垂マシン。」

「どこで？。」

「Amazonで。」

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「でも、どうして懸垂なのですか？、お父さん。脂肪燃焼には有酸素運動ですよ。有酸素運動といえばジョギングでしょ？。お父さんには、ひたすら夕陽に向かって走るのが効果的です。夕陽に向かって叫んでみるのも良いでしょう。お年寄りが筋トレしても痩せませんよ。辛いだけです。」

「それがどっこいサヨリちゃん、懸垂だけでも痩せられるんだよなぁ~。それは５年位前に体験済みだから大丈夫だよ。あの頃は県立体育館のジムで懸垂やっていたのだけれど、マッチョマンたちにまみれて鍛えていたのだけれど、県立体育館が閉鎖になっちゃってね、随分と筋肉トレーニングとはご無沙汰生活。自転車で体重は維持できると考えていたのが甘かった。自転車運動に体が慣れちゃったのかな？。自転車だけじゃ、お腹のお肉の成長が止まらなくなっちゃった。プクプク…。」

「可愛くないですね、プクプク…。で、ブツはいつやって来るのでしょう？。」

「早くて土曜日。遅くて来週の水曜日だよ、サヨリちゃん。」

「目標は？。」

「シックスパッド！。」