高知で「すき家」の牛丼(南国市)

ドンマイぐるめ・試食
ぐるめ・試食

「着きました。お昼にしましょう」

空腹の向こう側。ざわめく車内。出張先でのお昼時。見慣れぬ街のはずなのに。駐車場から見渡せば、そこには見慣れた看板が。南アルプスの湧水のように、笑いが湧き出て止まらない。何でここ?。すき家である。あまりのチョイスに感じざるを得ない彼のセンス。このあと、素朴で、天然で、意外なオチまで用意されていた。僕は人類の進化を垣間見た。

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高知県南国市の「すき家」の味は、香川県高松市の「すき家」と同じ味

すき家のセット(牛並・豚汁・漬物)高知県南国市

この話をするには、高知県出張の朝まで遡らなけれならない。ここ高松市から愛媛、徳島、高知へ仕事で向かう事はあるものの、早朝もしくは深夜の業務が多い。当たり前の時間帯に食事にありつける事も稀。しかし今回のタイムスケジュールはいい感じ。否応なしにも膨らむ期待。お弁当持参のメンバーですら、手ぶらで参加したのがその証拠。この出張はお楽しみなのである。

朝のツイートもアゲアゲ。ただ、この心の片隅で、マクドナルド、CoCo壱、吉野家、すき家だったらウケるよな。そんな邪心も無くも無かった。がしかし、今日は社長同伴。ナイ、ナイ、ナイ、ナイ…それは無い。高知の食堂とかで、鰹のタタキ定食とか、キンメダイの刺身とか、地元で人気の何かしらの選択肢しか考えられない。頭の中をリセットしてから事務所へ向かった。

高松市にある会社から南国市の現場までカラータイマー40回分(2時間)。メンバーは社長を含め男5人。BGMにはコンバットのテーマ。車内では軽く昼食の話も出ていたし、スマホで何やら調べるメンバーも。うん、うん。ゆっくりと調べてくれよな、旨い店。やっぱ、タタキだろうな、高知だもの。

高速を降りると車内もざわめく。絵にもならない幼稚園バスの中で待望の昼飯タイムの会議が始まる。「何がいいですか?」と彼は尋ねる。おい、聞くなよ〜、それ聞く?、分かってんじゃん。とか思いながらも「どこでもいいよ。好きなところで…」それが大人の嗜みだ。あとは若い衆に任せていれば大丈夫…な筈だった。社長は未だ夢の中。

「着きました。お昼にしましょう」

待ってましたと車から出ると「すき家かよぉーーーーーー!」の大合唱。「将軍かよぉ〜」の勢いさながら。ここで笑えなかった人は置いて行きま〜す。

で、彼のターン。

「どこでもいいよ。好きなところで…って言ったし。言いましたよね!」

言ったよ、言ったけど、アレだ…ここ南国ぜよ!。まだ南国土佐を後にしてないしょ。と、隣の看板の「たも屋」の文字で翼が折れた。もう、飛び立てない。高松を出て高松に着いた錯覚すら覚える。なんのパラドックスだ、それともパラレルワールドか?。ちなみに、たも屋は香川県にある讃岐うどんチェーン店である。こんな所でお目に掛かるなんて夢にも思わなかった。

アレだ…笑おう、笑ってすき家に入ろう。もしかしたら、石原さとみが待っているかも知れないし。

もうね、ツイートネタが出来たから。何ならブログネタにもするから。すき家はね、安定した味が楽しめるんだよ。すき家はね、お財布に優しいんだよ。すき家はさ、石原さとみの香りがするんだよ。あー尊い。気持ちを切り替えて、牛丼、豚汁、漬物のセットを注文。牛丼が運ばれた頃、窓の外から向かいのラーメン屋へと吸い込まれる彼の姿がチラリと見えた。

ドンマイ!。

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