今更ながらハマっている韓流ドラマがあります。
───宮廷女官チャングムの誓い
そう、イ・ヨンエさん主演のドラマ。NHKで放送されたのは2005年。日本では、電車男、ごくせん2、野ブタ。をプロデュース、花より男子、ドラゴン桜、女王の教室が視聴率を上げていた頃。そうね、2005年(平成17年)に生まれた子は、酉年の16歳。その子らは、今年、2021年は高校デビューの年です。
───月曜から夜ふかしのジャネーの法則じゃ無いけれど、時の流れは早いもの
僕もチャングムをリアルタイムで見ていた筈なのだけれど、あまり記憶に残っていない。つまり、僕の脳は「面白く無い」と判断していたドラマです。16年の時を経て、ABEMAで偶々見たのをキッカケにドハマり中なのも不思議です。
宮廷女官チャングムの誓いは、韓流ドラマ第2弾として『冬のソナタ』放送終了後、2005年にNHKで放送開始されました。朝鮮唯一、王の主治医となった医女、大長今(偉大なるチャングム)の記録を基に制作され、韓国では連日50%を越える視聴率を獲得しました。
日本でも多くのファンに支持され、後に不朽の名作と呼ばれた韓国時代劇ドラマです。しかし、 大長今の記録は中宗実録に残された記録は10箇所。王の主治医としての記録は僅か1行。つまり、実在したチャングムの人生は、今なお謎のベールに包まれたまま。
まぁ、チャングムを改めて調べれみて分かった事です。リサーチの中で、チャングムの時のヨンエさんってば32歳。5話のラストで登場したイ・ヨンエ。設定年齢18歳のチャングムとして疑い無く見ていた僕からすれば驚きです。
───今も昔も若くてお美しい。
ABEMAで無料視聴中!宮廷女官チャングムの誓い
宮廷女官チャングムの誓い。このドラマにはかっぱえびせんのような魅力があります。やめられない止まらない。一歩踏み込んで、中毒性が高いと言った方が良いかも知れません。脚本、あらすじ、思想、そして、やられたらやり返す!。チャングムの魅力は多々あるけれど、個性豊かな登場人物たちも外せません。
───チャングムの目的は、最高尚だけに伝えられる秘伝の書に母の無念をつづること。物語は全54話を通して、王から大長今の称号を受け取るまでの半生が描かれます
真っ直ぐで、純心で、向こう水で、無鉄砲。賢さと天性の味覚がチャングムの武器。一見、大人しい優等生に見えて、内に秘めた芯は強く熱い。さらに、王にでさえ物怖じしない度胸もある。その半生はアウェイの連続で稀に見る巻き込まれ体質。
意地悪をされ、罠に嵌められ、命さえも狙われ、幾度も宮中を追い出され、それでも宮中に戻る雑草の強さを持つ主人公。天才子役の演技も必見。5話までだけでも見て欲しい。それだけで最後まで見続けられるから。
───チャングムのお茶目なお約束シーンも存在する。
料理対決、医女試験、様々な場面で聴かれる結果。しばらく顔を伏せて相手を心配させ、ひょっこり顔を上げてニコリと笑う。そんなところも可愛らしい。32歳であの笑顔、出せるかい?。
───そしてチャングムを取り巻く女官たち
チャングムの大親友で泣き虫のヨンセン。彼女は最後の最後でチャングムを救う救世主。つまみ食いが止まらない食いしん坊のチャンイ。チャングムを強くライバル視するクミョンと子分格のヨンノ。
中でもヨンノからは目が離せない。事あるごとにチャングムに妨害を企てる。何とも憎たらしい存在なのに、見てくれが僕好み。それだけに憎めないところが実に厄介。ヨンノの美貌は同性に厳しい女性の目にはどう映るのだろうか?。
そこも少し興味あるところ。
チャングムを追い込むヒール役はクミョンとヨンノ。それに加えてチェ尚官、医女編から登場する策士ヨリ。どれもこれも綺麗どころばかり。どうして悪役は美女なのか。ニヤリと笑う悪い顔。それが板についているから始末に負えない。悪役の殿方も登場するが、女の闘いに比べると、どうしても見劣りしてしまうので却下します。
チャングムに淡い気持ちを抱くミン・ジョンホとの恋の行方もじれったい。そこにキュンキュンするらしいけれどもだ、ジョンホさん、バシッと行きなよ、バシッと!。チャンスのたびに何度も思った。
ハン尚官、医女チャンドク、担当教官シン・イクビルはチャングムの三人の師匠。共通点は厳しい事だ。愛の鞭でチャングムを鍛え上げる。今なら100%アウトだけれど、本来、それくらいの事をしなければ、優秀な人材は育たない。そう、僕は思うが叩かれるから口には出さない。
水剌間、訓育尚宮、松の実刺し、錦鶏逃亡、呪いの札、みそ騒動、鉢の針…。チャングムについて書き始めるとキリがないが、要所要所で訪れる半沢直樹感が堪らない。やられたらやり返すのスッキリ感。必ず嵌められ、必ずやり返す。全体を通して繰り広げられるスカッとジャパン。
一話で完結させない良い意味で制作陣のズルさを感じる。彼女の波乱万丈を2,000文字足らずで語るのは不可能です。一晩中語っても、語り尽くせない魅力がある。
僕は、子供が巣立った世代の人に是非ともチャングムをおススメしたい。
様々な人物の様々な人生が交差する宮廷女官チャングムの誓い。他にも多数の人物が登場する。それらを加え、僕の中のMVP。それは敢えて記事の中に出さなかった重要人物。陽気で、楽天家で、心配性で、恐妻家で、チャングマァ~!!!。
そんなのカン・ドックおじさんに決まってる。
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