The Witch 魔女~旅のお伴はサイダーと茹で玉子~

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───本当の魔女はキム・ダミだった

あれは10月の頃だっただろうか。寝落ちを目論み無料映画をGYAOで選ぶ。そこで選んだ映画が『 The Witch 魔女 』。2018年に制作された韓国映画だった。僕には暇つぶしが必要だった。退屈な映画が必要だった。最悪の選択だった。眠れない、寝られない。出勤まであと5時間。

───あれは地獄です、生き地獄でした

面白過ぎて眠れない、観ても良いのは寝られぬ勇気のあるやつだけだ。

脚本、演出、映像、主演。ひいき目に言っも、 『 The Witch 魔女 』 は僕にとって、今年1番の娯楽映画だった。それから、この記事を書き上げるまでの期間。僕は韓国の魔女に悩まされ続ける事になる。何記事も書いて、全てを消した。

───ウィキペディアから得られる情報は皆無である

つまり、現状、魔女の注目度は現状それほど高くない。しかし、Amazonプライム・ビデオ、U-NEXT、Netflix、Hulu、ABEMA、GYAOなどで続々配信され好評を得ているのも事実。じわじわと人気が高まる事は想定の範囲内だ。だからこそ、早急に記事化したかった。けれど、面白さが邪魔をする。

───面白過ぎて記事に書けない

かと言って、あらすじとネタバレ暴露します、高評価とチャンネル登録もよろしくお願いします。なんてのも僕のスタイルじゃない。前回の『宮廷女官チャングムの誓い』同様、レビューの切り口に悩んだ。

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『 The Witch 魔女 』本当の魔女は誰?

何処を切り抜いてもネタバレ。付箋ノートに相関図を描き、キャラクターを眺め、長考し、頭を抱えた。だってそうでしょう?、この映画は面白い。だから友達に紹介したい。でも書けない。そのジレンマがもどかしい。

YouTubeで『 The Witch 魔女 』の予告動画が公開されている。これを使わない手もない。しかし、予備知識ゼロからの視聴を強くお薦めしたい気持ちが強い。その意味は、映画を見終えた後で分かるでしょう。

───きっと、アナタも同じ事を知人に語るのだから…

レビュの中で絶賛されるストーリーも、伏線も、回収も、あっと驚くどんでん返しも、血みどろも、覚醒も、サイキックも、バイオレンスアクションも、冷静になればありがちだった。

───何処かで見た何かだった。

映画の冒頭では、「兄さん、怖いよ」のドラマ『NIGHT HEAD(1992年・フジテレビ)』を連想させた。アニメ版じゃ無くて、若き頃の武田真治と豊川悦司の方。 懐かしの深夜ドラマ、NIGHT HEADで共感されたアナタ、そりゃもう、お友だちです。

青空、制服、わちゃわちゃ、オーディション、電車、ゆで玉子とサイダー。前半は夢見る田舎少女の朝ドラ仕立て。垢ぬけないダサかわ女子と、垢抜けたいヘアカール女子との青春ドラマ。これがもう退屈で、平和で、つまらない。このパートで脱落する者も多い。

そんな、退屈の中に仕込まれた伏線を後半でエグいまでに回収。無意味な描写さえもが伏線。細かく良く出来た脚本だ。この脚本の素晴らしいところは、エンドロールの後にある。もう一度、映画を見返したくなる。見返さざるを得ない所にある。翌日、僕が映画を見返したのは言うまでも無い。風景、セリフ、仕草…。見過ごした伏線を補う必要があった。

───そして物語は後半へ

曇天、目力、ギラつき、瞬発、アクション、超能力、血みどろ、大門未知子。物語は後半から一気に加速。とある一言が引き金となる。その瞬間から魔女の能力が覚醒し、眠たかった僕の脳目醒めた。そこからは残虐なアクションが駆け抜ける。

さぁ、韓国版『X-MEN』の誕生パーティ開催だ。そのアクションの真髄は最小限の動き。無駄のない動きはスピード感を倍増させる。圧倒的強さはマーベルヒーローさながら。負ける気がしない、その安心感も重要だ。

───お姉ちゃんに手を出したら、首が飛ぶわよ

そして、ラストのサプライズ。僕らは渡される。僕らに託される。第2作への伏線という名のプレゼント。

───そして僕は二度目のダサ子を見始める

『 The Witch 魔女 』 の冒頭10分で僕は思った。主役の子、ダメじゃん。垢抜けない田舎少女。女優特有のオーラも無く、美人だとも、可愛いとも思わない。ロボコン0点。ジャユンでいつも隣で騒がしい親友ミョンヒ(コ・ミンシ)。そっちの方がよほど可愛い。それは映画を見終えたアナタも同じだったはず。

「配役、逆の方が良いんじゃね?」

と思った。しかし、その考えは浅はかで愚かだ。 冷静になればありがちとも言える脚本と演出。それを度返しする圧倒的な演技が主人公ジャユン(キム・ダミ)にはあった。覚醒した途端、雰囲気が変貌し、表情が変わり、空気が凍えた。

───キム・ダミ、いったいお前は何んなんだ?。

目くばせだけで、目力だけで、少し上げた口角だけで。人はそこまで開花するものなのか。天才の演技が僕の心を支配した。覚醒した彼女から一瞬たりとも目が離せない。月影先生、恐ろしい子がまたひとり。

───本当の魔女はキム・ダミだった

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