警部補古畑任三郎、第一話の犯人役は中森明菜

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警部補古畑任三郎、第一話の犯人役は中森明菜
エンタメ・テレビ

───えっ、そうなの。

背中に嫌な汗が流れた。

GYAO!で警部補古畑任三郎(第1シーズン)の配信が始まった。第一話のゲストは中森明菜。懐かしいな、明菜ちゃん見よ。愛猫サヨリのご飯を終えた後、僕はAmazon Fire7から懐かしの古畑任三郎を見始めた。

ドラマ冒頭での殺人シーンから始まり、犯人と任三郎との会話から、徐々に事件の真相が明らかにされるストーリー。つまり、僕らは犯人を知っている状態からドラマが始まる。

───うちのカミさんがねぇ〜。

刑事コロンボに和製風味を加えた刑事ドラマと言えば、アラフィフ世代以上なら「そうそう。」とご理解頂けるだろう。まぁ、大概の方々は知っている人気ドラマ。見どころは、言葉巧みに任三郎が犯人を追い詰める場面である。

中森明菜、堺正幸、木村拓哉、イチローなど、高感度の高い有名人が殺人犯役を演じる。そんな話題性もあり、ガッツリとまでは行かなくても、何となくフジテレビにチャンネルを合わせさせたドラマだった。

脚本は、鎌倉殿の13人(大河ドラマ)でお馴染みの三谷幸喜である。

警部補古畑任三郎第一話 死者からの伝言

───田村正和、若っか〜。

故、田村正和の若さに驚く。続く中森明菜も若くて綺麗。僕の知ってる明菜ちゃんだった。テレビにで始めたばかりの今泉くんもフレッシュだ。古畑任三郎第一話を見た記憶は当然あったけれど、その内容はさっぱり忘れていて、初めて見る話のようで新鮮な気持ちで見ることが出来た。

───#1 死者からの伝言

任三郎の軽いトークから始まり、オープニングテーマが流れる。配役とOST(オリジナル・サウンド・トラック)はドラマの命だなとつくづく思う。田村正和は田村正和で、中森明菜は中森明菜だ。けれどそこが良かった。

土砂降りの中で車が故障した任三郎が電話を借りに洋館を尋ねたことで殺人事件と関わる事に。あとはお約束どおり事件を推理してゆくというストーリーだ。

───そっか、この頃、携帯電話すら無かったんだ。

若い人が見たらいの一番に突っ込むところだ。生まれた時からスマホあったよ。そんな声も聴こえてきそうだ。

軽快な田村節が小気味よくて。ベストテンやトップテン当時のままの明菜ちゃんが可愛くて。懐かしさで満ちあふれた46分35秒。その最後は僕にとってゾッとするホラーとなる。

「あんな男のために、どうして人生を棒に振らなくちゃいけないのかなって…」

「おいくつですか?」

「28です」

え───!。明菜ちゃんが28だったら、オイラは…え───!。ノスタルジーに浸っていたのに、一気に現実に引き戻された。

ある意味で警部補古畑任三郎は劇薬だった。

───背中から嫌な汗が流れる。

だってそうでしょう?、明菜ちゃんの年齢は僕より少しだけお姉さん。リアルタイムで見ていたのは20代の僕だった。あの日から、28年もの月日が流れていた。知りたくもない現実だった。

───時の重さが、激オモだ。

この気持ちが分かるアナタ、そりゃもう、お友達です。季節の変わり目、お身体ご自愛くださいませませ。

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