花山大吉と白黒の夢

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───はっきりと覚えている。

白黒の夢を見た。

僕の記憶違いでなければ、モノクロの夢は初めてだ。支離滅裂で、行き当たりばったりで、なのに登場人物たるや僕の人生勢ぞろい。プロ野球オールスター戦や東映まんがまつりのように賑やかな夢だけれど、楽しい夢とはほど遠かった。

───タブルブッキングで攻められる夢だった。

Googleで調べると白黒の夢は予知夢なのだとか。知ってる、それ嘘でしょ?。4月に入ってから閑古鳥が鳴いている。ダブルブッキングが発生するほど忙しくあって欲しいものだ。

───それにしても鮮明過ぎる白黒映像。

たぶんあれの影響だ。素浪人花山大吉に決まってる。花山代吉は僕が生まれる前の時代劇。主人公は近衛十四郎、あの松方弘樹と目黒祐樹のお父上だ。素浪人花山代吉の最終話は1970年12月26日である。

───全く記憶に御座いません。

それもその筈で放送時間が悪かった。土曜日の午後8時はTBSに集合していた。そんな時代劇がYouTubeのおすすめに表示された。動画の提供元は東映時代劇チャンネル。中村梅之助が見たくて見たくて、遠山の金さん捕物帖を視聴したのが影響したのだろう。

───昔の時代劇は嫌いじゃない。

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素浪人花山大吉

最近になって思うのだけれど、昭和の時代劇のテンポが僕に会う。ハラハラも、ドキドキも、トキメキも無いのだけれど、頭を空っぽにしてボ〜っと眺めるのにちょうど良い。人情、男気、江戸の街。今ではダサい物語がホッとして見てられる。花山代吉を見始めてから3秒で頭の中が???になった。

───顔が浮世絵みたいだった。

渡世人 焼津の半次(品川隆二)の一人芝居から始まるのだけれど、目・鼻・口・眉・頬・顎…。この男、顔のパーツのどこかが必ず動いている。落ち着きのないコロッケのよう。顔の筋肉がアスリートなのだ。セリフも長い。ずっとしゃべりながら表情がリアルタイムに変化する。

───どうして、こんな美男子が…。

焼津の半次は男前である。大きな目、筋の通った鼻、紛れもなく美男子である。当時の時代劇なら主演でもおかしくない面構え。それが顔芸しているのだ。時代劇よりも焼津の半次が気になって1話と2話を視聴した。

弥次喜多風の言葉のキャッチボールも素晴らしい。極上の落語を聞いているようで、いつまでも観ていられる。時代劇ドラマとしても抜群だった。けれど、その全てを語り尽くすのには尺が足りない。

そうこうしていると、YouTubeから次なるおすすめが表示された。

───素浪人月影兵庫?。

それ知ってる、名前だけ記憶ある。

YouTubeに薦められるがままに視聴する。花山代吉の前作だった。気になるのは月影の旦那よりも焼津の半次だ。思った通り、最初は二枚目路線だった。黙っていれば男前。顔もあまり動かない。これだけの風貌なら当たり前だ。

───どうしてそうなったのだろう。

焼津の半次に興味津々なのだけれど、どちらも2話までしか視聴できなかった。もっと見たい、先が観たい、続きは観られるのだろうか?。そんな事を考えていたから、夢が白黒になったのだろう。

───昭和の名作。

素浪人月影兵庫と素浪人花山大吉。続きを見たい欲求から白黒の夢を見させる時代劇。しばらく東映時代劇チャンネルから目が離せなくなった。