ランドセル、三学期、冬休みの宿題、霜柱、白い息。
ジャリジャリと足取りも軽く友だち待つ学校へ向かう冬の朝。教室のストーブの周りに集いあけましておめでとう。紅白、百恵、ヒデキ、ピンクレディ、お年玉、ククレカレー食べた?。昭和の小学生のお喋りは止まらない。
チャイムが鳴っても止まらない。そして落ちる先生のカミナリ。そこから始まる僕らの新学期。新しい年の幕開け。その光景が目に浮かんだアナタ、そりゃもう、お友だちです。そんな教室の話題の中でも一二を争うのが初夢の話。「忘れた」というのが僕らの夢オチだった。
だってそうでしょう?、通常でさえ怪しい小学生の思考回路。その思考全てをお年玉に取られている状態で、夢の事など覚えてられない。そんな風流な仲間を僕らは知らない。今は金の使い道が最優先。夢は現実で見るもの。100回の失敗より1回の諦めが夢を壊す。そういう事です。
そんな僕らでも知ってた一富士二鷹三茄子。この先に、四、五、六がある事。更に進んで十まであった事。みなさんはご存じですか?。
一富士二鷹三茄子の向こう側には四扇五煙草六座頭
「アルプス一万尺」が29番まであるように、「結構毛だらけ猫はいだらけの」の口上にも先があるように、あまり話題にならないけれど、一富士二鷹三茄子のその先があります。
───四扇五煙草六座頭
一富士二鷹三茄子の由来は、「徳川家康がこの3つを好んでいたから」とか「徳川家康のお膝元であった駿河国で高い物の順」など、無数のエグスプロージョンが乱立状態。つまり、YouTubeで人気になった本能寺の変と同じで諸説あり。その真相は依然として歴史の何処かに隠れています。
その一方、四扇五煙草六座頭は、扇は末広がり、タバコの煙は天に昇る、座頭は坊主だから毛が無い(怪我無い)に由来しているのが定説のようです。こちらも諸説ありに変わりありません。
スピンオフ的に登場する「四葬式五雪隠」は、後に誕生した地口(パロディ)なのだとか。そこから更に天元突破。そこにあるのは島田秀平大好き都市伝説。つまりネットからの情報。そこには「七丁髷八薔薇九歌舞伎」の記載も確認出来ます。
───実は幻の十まで存在するという噂も
初夢の定義は「今年最初に見た夢」
大晦日の夜に見た夢という話もあったり、1月2日に見た夢という話も。僕が子どもの頃、ホームルームの時間に先生から聞いたのは後者の方。小学生が深夜零時を過ぎて寝る想定はありませんから、元旦の夜に見る夢が初夢というのも頷けます。
その一方で、大人の大晦日は、毎年がジョン・トラボルタ。1年で最後の夜に寝る必要もなければ、寝る意味もありません。アダルトの大晦日は何曜日だってサタデーナイトフィーバー。その後に見た夢が初夢だと言えるでしょう。
───それが三撤後であろうと初夢です
今は1月1日午後8時を回ったところ。一晩遊んで初夢を見終えた方もいらっしゃる事でしょう。アナタの見た夢はどんな夢でした?。覚えておくと良い事あるかもです。一富士二鷹三茄子 四扇五煙草六座頭。その全てが登場する夢を見た、そんなビューティフルドリーマーなアナタ。
───ご連絡いただければ幸いだっちゃ!
最後になりましたが、このブログを読まれた皆様。新年あけましておめでとうございます。旧年中はお世話になりました。本年も愛猫サヨリ共々よろしくお願い致します。新しい、一年が皆様にとって最高の365日でありますよう、心よりお祈り申し上げます。
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