エイプリルフールの起源と御作法（ルール）

意外と知られてないんですけど、4月1日は早生まれ最後の日。

そして、ウソップ、キン肉マン、面堂終太郎の誕生日。さらに世界が動くビッグイベントの日。嘘の新年、揶揄節、万愚節、四月の魚。日本では不義理の日とか四月馬鹿などと呼ばれる日。そう、エイプリルフールです。年に一度、ウソをついても構わない人類の大祭。今年は世界中でどんなジョークがバズるのか。今から楽しみでなりません。今頃、人気ユーチューバーやブロガー達も仕込みに入っている事でしょう。Twitterからも目が離せませんね。色んな意味で。プラスチックの原料？そんなの石油に決まってる。

過去のエイプリルフールネタとルール

過去のエイプリルフールネタを振り返ると忘れてはいけないのが2010年の事件。『劇場版銀魂新訳紅桜篇』公式ホームページのロゴが『劇場版新八新訳紅桜篇』に差し替えられた。大きく中央に描かれたぱっつあんに、卒業写真撮影の日に欠席した生徒のような扱いの銀さん。あれには笑った。それと、2016年『シン・ゴジラ』と『エヴァンゲリオン』とのコラボニュースがネットを沸かせ論議を呼んだ。昨今では『ZOZOSUIT』のネコバージョンが登場、ブラックサンダーEats、ゾンビランドサガ映画化「カメラを止めます。」などなど。数え上ればキリが無い仕込みの数々。その中には個人的に肝を冷やした年も。

Googleアナリティクスがエイプリルフールに乗じた2013年。アベノミクス始動で東北楽天イーグルスが初優勝。にんじゃりばんばん（きゃりーぱみゅぱみゅ）、女々しくて（ゴールデンボンバー）、恋するフォーチュンクッキー Type A （AKB48）がヒット。半沢直樹、ごちそうさん、あまちゃんが視聴率を伸ばした。そして、映画興行収入１位は風立ちぬ…宮崎駿、おそるべし…。

そんな2013年4月1日。アナリティクスの管理画面を眺めていると、マップ上に表示されるInternational Space station- Control Roomから41件のアクセスを確認。国際宇宙ステーションのコントロールルームからの不審なアクセスに嫌な汗が止まらない…じぇじぇじぇ！。

意外と知られてないんですけど、これは由々しき問題です。プラスチック？そんなの知らね！異常アクセスの原因追求が先決。相手は国際宇宙ステーション。いつやるの？今でしょ！。テレビCMの林先生に背中を押され、余儀なく午前様を強いられた夜の辛い記憶。脳内で再生されたBGMは『あまちゃんのオープニングテーマ』。後日、当時のブログで記事ネタにしたのは言うまでもありません。ブロガーの間だけで盛り上がったのも楽しい思い出。

エイプリルフールの起源

あの手この手で話題が尽きないエイプリルフール。日本では大正時代に欧米から伝わったとされています。その起源は、3世紀のインドの春祭り、古代ペルシャのシズダベダール、フランスの旧暦のお祝い、17世紀のオークアップルデー、インド教の揶揄節、キリスト教でユダの裏切りを忘れない為…諸説あり過ぎて全てがウソのように思えるのも不思議です。もしかしたら、エイプリルフール自体が都市伝説なのかも知れません。いずれにせよやり過ぎには注意が必要です。笑えるネタで挑みましょう。

エイプリルフールのルール

そんなエイプリルフールに暗黙のルールがある事は意外に知られていません。どんな嘘でも許される日では無いのです。自由を履き違えてはいけない。誰かを傷つける嘘は絶対にNG！。嘘は午前中で終了。午後からは種明かしがお約束。「記憶にございません！」などネット時代には通りません。エイプリルフールへの投稿は、割とよくバズる反面、内容次第で炎上いうロンギヌスの槍。昨今、エイプリルフールネタを安易にアップしただけでサードインパクトが発動される事もしばしば。『嘘と沈黙』言葉は慎重に選びましょう。

気になる事に、エイプリルフールについた嘘はその年に叶わないと言われています。一説によると一生叶わないとも言われたり。資格試験に合格しました、恋人が出来ました、結婚します、宝くじ当選など個人的な嘘なら自己責任で書けるでしょう。しかし、地震、災害、疫病、予知、予言…大風呂敷を広げると冗談で済まされない場合もあります。そもそも嘘は運気を下げるのです。ニトロレベルで取り扱い注意です。僕はビビリなので「エヴァの鈴原サクラちゃんと逢ったよ」くらいで留めておきます。

様々な想いを胸に、嬉しくなったり、ハッとしたり、心配になったり、ビックリしたり。今年も皆さんのクスッと笑える投稿を楽しみにしています。何が言いたいのかと言うと、政治家さん！勝手もいいですけど…嘘だけはつかんといてくださいよ！。