PSB(光合成細菌)をもらったから貞子くらい増殖させる

【お知らせ】当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。

PSB
自家菜園

2023年3月19日(日)。

ブラックテグスを畑の上空に張り巡らせた。他でもない、カラス避けである。その一件は前日記事に書いたとおりである。畑の中では様々なテーマがひしめき合う。さしずめ小さな大宇宙。その日、全く別の物語も始まっていた。

───PSBである。

PSBとは光合成細菌の事で、めだか飼育の現場が主戦場であった。けれど昨今、野菜が元気に育つらしくて自家菜園の場でも広く使われ始めている。かく言う僕も、PSBを昨年購入し、増殖させ、越冬に失敗した苦い経験を持つひとり。

───2023年元旦。

そんな話を弟としていると棚ぼたラッキー案件が提示される。引いても無いガチャでレアカード出た気分である。

「光合成細菌か?、そんなんうちにナンボでもあるわ。ぬくうなって増やしたらアニキにやる。冬は増えんからな、出来たら何リットルいるか?」

「え、マジっすか?」

悪かった、悪かった、自分が馬鹿なの忘れてた。灯台もと暗しとはこの事で、弟の趣味はメダカの飼育だったのだ。そんな事も忘れた昨日、畑に弟夫婦がやってきた。

───アニキ!!!。

う~ん、それやめて欲しい。いいともでペプシの一気飲みとか俺しねーし。半世紀の間、ブラザーにそう呼ばれ続けているのだけれど、兄ちゃん華奢きゃしゃじゃん、弱っちいじゃん、小さいじゃん。逆にキミは強そうじゃん、エグザエルの親分みたいじゃん。この方程式ってアレじゃね?。僕が怖い自由業の人の黒幕みたいじゃん。だから兄ちゃんで良いのだけれど…。そう思いながらもずっと「アニキ」と呼ばれ続けているのも不思議です。

───ほれ、約束のブツ。

車の中から二本のペットボトル。その中には何やら怪しい真っ赤な液体。2chで明かされたちきゅうの真実くらい怪しい代物。お互いに詳しい内容など分かっちゃいない液体を軽く振ってにやりと笑う。

「おお、良い色合いじゃねぇ~か。この色合いなら、元気はつらつ間違いねぇ~な(笑)」

いったい何の取引だ?。

YouTube動画ならそんな雰囲気満々だった。PSBの増殖を試みた全国の同胞なら写真だけで理解出来るであろう。限りなく完熟1000%のトマトジュース色の美しさに。濃いねぇ、腹立つくらい濃い。去年頑張っても出せなかった濃さであった。この時期にPSB。身内にPSB職人。裏を返せば、僕が増殖に失敗してもストックは無限で、今日もサヨリは元気です。

───普通にやったら増えるか?。

念のために質問してみる。

「水道とエビオス放り込んどきゃ勝手に増えるで」

そっか、そっか。やり方は同じであった。だったらこの夏、貞子くらいジャンジャン増やそう。希釈して野菜に散布するだけなら、このだけあれば十分だけれど、PSBでぼかし肥料も作れるのだとか。そして、それで追肥するとトンデモナイい事になるのだとか。もうね、呪いのぼかし肥。だからやってみたい欲も出る。

PSBぼかしの作り方はチョロいもので、籾殻にPSBと米ぬか混ぜて発酵させれば出来上がり。だったら、今からでも全然間に合う。さっそく、ペットボトルに水道水を入れて近いうちに持って行こう。今週は雨模様だから実践は来週からのお楽しみ。未だにマダオの芽は出ないのだけれど、心のエンジンだけは掛かりました(笑)。

コメント

ブログサークル