取りあえず、雷電。
畑の作業は先ずはコレから。これをしなけりゃ始まらねぇ。あれだ…抜けるような夏空のひまわりってのは見事なもんだ。見せたくて、見せられなかった花だもの。よつぼしも一緒に見える場所に飾ろうね。どうよ、中々のもんじゃろ? そこで、ゆっくり見てやんな(笑)
では、こっちはこっちで本丸をば。
本日のミッションは、台風6号への備えであった。来週あたりに来るというのだ。このまま放っても置けなかろう。とは言え、支柱の強化といちごのバリア。やれるのはこの程度の事であるけれど、やらないよりはマシだろう。「去年の台風どうだった?」そう、雷電に問いかけてみても返事はない。しゃぁ~ないな、がんばろう。
にしても…あづい…
暑さ強度に自信ありな僕だけど、すでに汗腺は壊れた蛇口なのである。吹き出す汗が止まらない。シャツどころか秒でパンツまでがビジョビジョだ。いつもそう、いつだってそう。その後で、ほのかに香る加齢臭。腐ったスイカの香りにめまいして、今日もサヨリは元気です。そうやって畑では、加齢臭たっぷりの洗濯物が出来上がるのです。
揺れますなぁ、グラグラだ。
支柱を固めて揺らせてみると、頼りないほどよく揺れる。ごめんよ涙、榎本くらい頼りない。これが分かるアナタ、そりゃもう、びんびんです(笑) でも仕方ない、トマトも茄子も転んだらその時だ。僕は知ってる、台風の怖さを。あの建設足場の太い鋼管だって、強風でグニャリなのだ。その風に支柱をガチガチに固めてもどうせ折れる。そこは、来年の課題としてストックしよう。時として、諦めだって肝心なのだ。そう思っていると、トマトの畝で凄い虫を発見した。やぁ、はじめまして。誰だか分かる?
最強の昆虫、カマキリである。
こいつはカメムシを捕食するのだ。つまり、農薬ゼロの僕の畑の強い味方になり得る存在。喰って良いのは、喰われる覚悟のある奴だけだ。さぁ、行こう! カマキリをサクッと指でつまみ上げ、茄子の葉の上にふわりと降下。
僕に向かってオラオラと、やんのかステップ踏んだカマキリも、カメムシに気づくと狩りを始めた。今はたったの一匹だけれど、次世代へ繋がればカメムシの数も減るだろう。カメムシを捕食する、天のヤンマに地のカマキリ。オニヤンマも、うちの畑に来ないかな? 思へば、友人と同じような事をしていた。彼女のターゲットはテントウムシだった(笑)
はい、支柱の補強はこれにて終了。
ポカリを一口飲み込んで、よつぼし苺の防御作業に取り掛かる。一度、見事に枯れたよつぼしである。運良く復活出来たけれど、台風に飛ばされたら大変だ。だから、ドーム型にすだれを配備する。これなら日光も受けられる。完全にドームを囲うのは月曜日の夕方で丁度よい。
そうそう、忘れてた、忘れてた。大玉スイカも高台へと移動させた。これで完璧。
僕の畑は山の中腹。その斜面に位置している。おまけに全てが高畝仕様。どういうワケだか、僕は高畝が好きなのだ。だから、雨がどれだけ降っても冠水する事などあり得ない。あったら、我が家は海の中である。だから、それは考えない(汗)
やる事はやった。出来る事もやった。あとの全ては運まかせ。とは言え、最悪だけは考慮して明後日の晩に雷電だけは持って帰ろ。雷電だって久々にサヨリの顔が見たいでしょ?(笑)
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