───2023年3月21日(火)。
昨日のぽかぽか陽気とは打って変わり、今朝は僕の気分そのままの曇天であった。ブログ仲間からの連絡は、ずっと前から覚悟していた事だったけれど、全身から血の気が引くのを感じた。昨夜の出来事である。仲間への返信を終え、遠く離れた友人からのメールを幾度も読み返し、そして己のメンタルの弱さを痛感する。弱ぇ〜な、俺。
───2022年5月8日、一通のメールが届く。
とある記事に対する助言であった。それから数十回に渡るやり取りが始まった。
今まで受け取ったメールを最初から読み返す。一言一句を噛みしめる。決まって締めの言葉は、じゃ、またね(笑)。読み始めると目が霞む。ダメだなぁ、こんな事では友人に怒られる。キチンと読まないと申し訳が立たないな。去年の5月8日から今年の2月13日まで。文字を交わした10ヶ月。真実と命が詰まった文字を読み流す。褒められた、怒られた、助言も貰った、心配もさせた。
100均の猫の財布の記事が友人にとって人生初のブログであった。僕へのメールに至るまでには、それから2年の時間を要した。その全てをここで語る事など不可能だけれど、他にも様々なドラマがあった。それもこれも、あれもどれも、全てを絶対忘れやしない。
───よつぼし苺に雷電、結果はこれから。まだまだ死ねない(笑)。
2月13日に貰ったメール。これ、アナタが書いた一文ですよ。この一文に僕は希望を抱きました。それはアナタも同じでしょ?。もう少しで春なのに。そうなれば畑が大きく変わるのに。昏睡状態のアナタのために、毎日、僕の記事を読み聞かせてくれた方へお礼すら言えてないのに。もっと、もっと、もっと、話したい事が山ほどあるのに…。
眠れぬ夜、何度も読み返すメール、次のメールはもう来ない。
───夢の中、キミとキミの街で逢えた…。
タミヤの工場、雄大な富士山、ありもしない光景に黄昏れる。ツンツンと背中を突かれ振り返るとどなた様?。顔も声も知らないけれど、それは紛れもなく友の姿だと理解した。少年の心を持った少女だった。
───そっちはどう?。
───まぁまぁよ。
───欲しいのある?。
───本場の讃岐うどんが食べたいよぉ。
───そっか、そっか。
夢だと知りつつ夢に乗る。
他愛も無い会話の中で共に笑った帰り道。別れ際に僕は言う。今度はあちらの世界でまた逢おう、まだ少し先だけれど絶対だ!。涙を抜けて目を覚ます。彼女は湿っぽいのが嫌いであった。芯の通った強い人であった。いつも僕の心配ばかりしてくれた人であった。だから、自分の事で僕が悲しむ事さえ拒否るであろう。真面目で、真っ直ぐで、他人に対して心配性で、たまに甘えん坊さんになる。そんな優しいひとだった。だから黙って行ったのでしょ?、何もかも分かってる、こっちの方は大丈夫、でも死なせはしない、アナタが大好きだったブログの中で共に生きよう。
───亡き友へ今日だけ流す涙雨。
だから今日だけは、ひとり静かに泣かせて欲しい。アナタが大好きだったサヨリさんを胸に抱いて。こんなに充血した目で外に出られる筈もないし。全国的に春分の日だから、今日は大人しく1日を過ごそう。明日はゴールド免許の更新だから証明写真の目は腫れてるだろうな(笑)。
そうそう、リクエストの讃岐うどん。ごめんね、そっちまで持って行けない。だって麵が伸びるから。そっちもこっちに来れなさそうだし。だから、オススメうどんを記事にして、近々、そっちに飛ばすつもり。乞うご期待!。赤いリュックをアナタの代わりに連れて行こうね。
アナタが大好きだった雷電は、あの日の約束どおり畑の守護神になってもらうから。いつでも好きな時に乗りにおいで。大好きな向日葵もたくさん咲かせて待ってるから。もう遅いけれども、最後のメールで書けなかった返事も書くね。
茶熊さん、月がとても綺麗ですね…。
じゃ、またね(笑)。
そして、ありがとう。
明日からはいつもどおりの記事を書きます。
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