「どうしました?、お父さん。懸垂マシーンにぶら下がったまでは良かったですが、全然、懸垂出来ていませんよ。ワザとですか?。マジ、ウケるんですけどーーー。」
「あれ?、体が上がらない。懸垂が出来なくなってるろ。これは由々しき問題です!。作戦タイムが必要なのです!。」
「いやいや、懸垂なんてコスモでどうにか出来るでしょ?。たとえお父さんがブロンズ聖闘士でも、コスモを高める事で黄金の光を放つ事だって出来るのです。さぁ、コスモを燃やすのです!。」
「アテナ…目覚めよ!俺のコスモーーー!。って言ってる場合じゃ無いわ。そもそもお父さん、聖闘士ちゃうし、セブンセンシズもエイトセンシズも無いから。」
「そっかぁ〜、お父さんにはコスモは無いんですか。つまんないにゃ。」
「だから計画が必要なの。」
「お〜っ、人類補完計画ですね。」
「サヨリちゃ〜ん、またそこ行くかな。」
懸垂が出来なかったので、計画を練ります!
「最初に言っておくのだけれど、お父さんは懸垂が1回しか出来ませんでした。従って、ダイエット計画は、大幅に長期戦へと持ち越されます。」
「で、どんな作戦ですか?。」
「自分ルールを適応させます。」
「自分ルールって、努力の天才!ロック・リーの青春フルパワー忍伝みたいですね。八門遁甲の扉を開くのですね。そして体術を極めるという計画ですね。表蓮華、裏蓮華発動ですね。にゃ、にゃ、にゃ。」
「度々ごめんね、サヨリちゃん。それも無理だから。八門遁甲なんて開けないから。」
「えーーー。つまんにゃい。だったら何するの?。」
「懸垂が1回しか出来ないのだから、延べで回数を稼ぎます。」
「延って?、何ですか?。」
「連続は出来ないので、事務局に入ったら1回。出るときに1回って感じで体を慣らします。調子が良ければ、徐々に回数を増やすテイで様子見するよ、サヨリちゃん。」
「出た、『テイ』。出ましタァ!『テイ』って。また『テイ』ですか?」
「それを毎日繰り返して、連続10回出来るようになったら追い込みかけます。」
「追い込みって、闇金ウシジマくんみたいですね。お父さんは、闇金業の人ですか?。」
「他人に貸すほどのお金は持ってはいないから。追い込まれるのは、お父さんの筋肉の方だから。」
「では、逆に聞かせていただきますが、お父さん。懸垂が連続10回出来るようになるのはいつ頃の予定ですか?。」
「1ヶ月後の予定だよ、サヨリちゃん。そこからは、懸垂は2日に1回のペースになるよ。これからの1ヶ月はならし運転だよ。」
「ヘタレかよ?、毎日しないんかよ。休み多くね?、筋肉が付かなくね?、付かなくねなくね?、なくなくね?。」
「人間の筋肉には超回復って機能が備わっていてね、筋トレを毎日やると逆効果になるんだよ。だから、懸垂が出来るようになったら追い込んでと休んでを繰り返すんだよ。作戦無くして成功無しだよ、サヨリちゃん。」
「何にも考えてもいないように見えて、一応、それなりに考えてはいるのですね。で、ブログに宣言している以上、結果は出して頂けるのですよね。前々回の記事によると、毎週金曜日に結果を公表して頂けると書いていましたよね。では、来週金曜日の成果記事を楽しみにさせて頂きますね。お年寄りだからって容赦しませんよ、お父さん。にゃ、にゃ、にゃ。」
「精神的な追い込み掛けて来やがったな、サヨリちゃん。ドSかよ。」
「何なら、超ドSのサヨリ姐さんに来てもらいましょうか?。」
「いや…今日は勘弁して下さい。」
ちなみに初回測定データ
「お父さん、全部がギリ標準ですね。」
「体脂肪計が古いから数値が変かもしれないけれど、思ったよりはマシな結果で良かったよ。この数字から、体重は7キロダウン、体脂肪率15%を目標に頑張ってみるよ。腹筋が見えるようになる為には、体脂肪率を15%以下にしなければならないからね。体脂肪率15%は絶対的な目標だよ。」
「かなり無茶な計画を練っているようですけれど、お父さん。目標達成までの期限は?。」
「来年の春くらいかな?。これから三ヶ月間の数字はアテにはならないからね~。機械的にやるだけだよ。イメージではざっと半年後くらいかな?。」
「桜の咲く頃にはどうにかなりますかねぇ~。ならない方にボクはちゅーる100本賭けますよ。」
「どうだろうねぇ。最終的に食事の管理が必要になるんだろうね。まぁ、今はそんな腹じゃないのだから、今よりはマシになるでしょレベルで気持ちを維持するわ。」
「アテにはしませんが、期待はしていますよ。ちゅーる100本、お約束ですニャン。せいぜいガンバッテ下さいね。にゃ、にゃ、にゃ。」
「じゃぁ、出来たら頭ナデナデ100回だ!。」
「受けて立ちますにゃ。」
Related Posts