校正してもらった、誤字脱字の嵐だった、少しトイレで泣いて来る。

小説始めました

 はじめて長いお話を書いた。

 こんなに長くなるとは思わなかった。輪廻転生をテーマにした『邂逅』という物語である。毎日1話を投稿し、ようやく12話で完結できた。ご丁寧に『あとがき』まで書いたのだから頑張った方である。

 でも、どうやって書いたのか覚えていない。バタバタと書いた記憶しか残っていない。まっ、いっか。この後に、本丸が控えてるのだから。未来に向かって歩こうよ(笑)

 そう、先は長く期限もある。

 書き上げた物語には相棒も目を通す。相棒は文章に精通した人物。僕とは知識量がレベチなのだ。だから、彼からの助言には、いつでも素直に『喜んでぇ!』に決まってる。素直は上達の第一歩デス(笑)。

 そんな彼からメールが届く。題名は『すいません』。そこに綴られていたのは、彼が校正した誤字脱字の数々である。数々というよりも、インフィニティと呼ぶべきだろう。もうね、膨大過ぎて涙出た。少しトイレで泣いてくる。後からドンドンとメールが届く。その誤字脱字の増殖具合たるや、貞子の呪いの微笑み返し。メールを開くたびに凹んでしまう僕がいた。

 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ホントに馬鹿でごめんなさい。ねぇ誰か、僕にタオルをくれないか?。

 予測を越えた数だけれど、凹みの数だけ感謝した。これだけの誤字脱字を探し出すのに、彼はどれだけの時間を費やしたのか?。それを想うと感謝の文字しか浮かばないのだ。仕事のバディは最悪だけれど、小説の相棒は最高である。だってそうでしょう?、誤字脱字の解説まで書かれているって、「お前ら付き合ってんの?」レベルである(汗)。

 ブリだって成長過程の途中なんです。僕だって頑張るよ。

 とは言え、ポメラ&iPadコンビでは到底らちが明かない。相当、かなり、如何せん、気合いを入れずには終わらない。

「お姉さま、アレを使うわ」

 ノリコの声が脳裏に響く。これが分かるアナタ、そりゃもう、みなさんのおかげです(笑)。僕はノートパソコンの電源に指を乗せ、ポンコツPCを起動させた。

 こいつ、動くんか?。

 文章を生み出す作業は、いつだってポメラを使う。ブログだってポメラでえがく。簡単な修正ならiPadで十分であるけれど、僕のキャパを大きく越えた誤字脱字は、管理画面からのダイレクト修正しか打つ手無し。けれど、枯れた脳では集中力が続かない。そうなれば短期決戦の一択である。友人には悪いと思いながらも、今回はノートPCで出撃よ!。

 ポンコツノートに電流を流し込む。

 うわぁ、動いたし!。

 ブラウザからダッシュボードへ侵入すると、PC画面の高解像度が低かった。さすがはポンコツ。文字はデカいが景色が悪い。これ、思ったのと違うんですけどぉ~。こんなんだっけ、パソコンて?。15インチの見晴らし悪くてガッカリだ。画面倍率を下げても上げても何だかな?。その操作は、使い慣れたiPadでも可能だけれど、数が数。貞子の数が多過ぎて、今日もサヨリは元気です(笑)。PC使って一気に決め込む。チンタラしてたらサンタさんがやって来る。

 ネーギトロ、巻き、巻き。

 この局面は巻きで行く。

 無数に穴が開いた雷電の翼。その穴を埋めるが如く、ひとつひとつ指摘箇所を修正する。けれど、年寄りに無理はいけない。集中力をカーイワレ、巻き、巻きしならがゴールを目指す。巻いて、巻いてぇ~。ギアを最大に上げた時、うちのチビノリダーが膝に乗った。

 手巻き寿司はご飯の後で(笑)。

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