捨てたくても捨てられない、狭い事務所を圧迫していた粗大ゴミ。回収業者に依頼すると、わずか十分で目の前から消えてなくなる。費用は一万一千円。決してお安くも感じないけれど、不要品から受け続けるプレッシャーを思えばお安いもので、今日もサヨリは元気です。
事務所が…広い。
デスクなどのセッティングは事前に済ませている。だから、ゴミ回収終了直後からいつでも所定の位置から作業ができた。簡易スタンディングデスクの後方に、大きなホワイトデスクを配置。ホワイトデスクの天板がこれから僕の尻置きとなる。疲れたら座ったりもするのだけれど、基本フォームはスタンドアップ。眠さ対策と筋トレを兼ねて。ポメラで何かを書きながら下半身強化に努めよう。
もっとも大物であるリクライニングチェア。これが消えれば完成形である。だがしかし、愛猫サヨリのお気にの場所。最後まで悩んだけれど、あの切ない目で見つめられると捨てられないのよ(汗) 結局、サヨリのベッドとして残すことになる。
黄色いコンテナ三段重ね、その上にコタツの天板をのせる。そのコンテナを横に三つ。コタツの天板は二枚。必然的にすきまが出来る。そこには100均で購入していたバスケットを配置。

元々、このバスケットは畑で採れた野菜を洗う用に使っていた。この子のあたらしい用途は物入れである。だってそうでしょう? 外出時、必要なモノを入れるのだ。裏を返せば、戻ったときのポッケの中身を入れる場所。自慢じゃないけど、財布やスマホ、老眼鏡なんかを普通に忘れて出てしまう。慌てているなら尚更だ。同じ場所にまとめて置けば、忘れ物の頻度が下がるから。
だったらバッグに入れれば?
それな、それわかる。わかるけれども、バックだって普通に忘れる。持って行くだけならまだしもだ、持って帰るのを忘れたりもする。僕にバッグはリスキーなのだ。可能な限り身につけておきたい。歳を取ればわかるよ(笑)
あと少しだけ処分したいものがあるのだけど、何かに使えそうだから少し残した。結局出番はない気もするけど、これが僕の悪い癖。それはゆっくり考えよう。詳しく写真は載せないけれど、お師匠様だけには見てもらおう。
模様替えは心の準備。
これから物語に没頭するため。
集中力を高めるたに。
簡易デスクからポメラを開く。うん、悪くない。小ざっぱりした眺めもいとよろし(笑) 残したリクライニングはサヨリの通路になってしまった。簡易デスクにへ登るはしごである。そのまま、ホワイトデスクにねそべる。つまり、僕のすぐとなり。このままじゃ、可愛そうだからクッションを置いてあげると、そこに居座って動かなくなった。この場所をあらたな拠点にするのだろうな。

ポメラとデスクときじとらニャンコ。
執筆体勢整うと、大家さんがペットボトルの麦茶を持ってやってきた。
「なんな? パチンコ勝ったんな?」
「そんなんちゃうわ」
「なんや、模様替えか?」
「ええやろ?」
「わかった、テレワークやろ!」
「それは違う」
現場からは以上です(笑)
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