生徒会、みなさん当然知っていますよね。
極上、有閑、一存、役員共…。その影響力はアニメ業界へも大きく貢献しました。素晴らしい事です。令和2年も豊作の年となるでしょう。多くの生徒会が生まれ、羽ばたき、収穫の日を迎えるのです。
生徒会は学校内において最高の機関であり、あらゆる決定権を校長もしくは学園長から委任された権威ある組織の総称です。その権力は絶大です。部活動の予算のみならず、学園祭運営でさえ意のままに。生徒会長の席に就かずとも、生徒会に属するだけで内申点も優遇され、大学入試にも優位に働きます。全ての学生が憧れるのも当然です。
そんな生徒会のテッペン。すなわち頂点に位置する役職が、言わずと知れた生徒会長です。その権力は、アメリカ合衆国大統領権限にも匹敵します。その気になれば、Twitterでの暴言さえも可能です。トランプ大統領が良い例です。
しかしながら、生徒会長の最大の特権は、権力でも名誉でも予算でもありません。そう、かぐや様です。かぐや様は秀知院学園だけの存在ではありません。全国の中学、高校の中にひっそりと紛れ込んでいるのです。
道端の隅でひっそりと咲き誇る花のように。そして…あなた隣にも、その花が咲いているのかも知れません。どんなにあなたがボッチでも、寂しいクリスマスが待っていたとしても、生徒会長になりさえすれば、かぐや様は告らせたいのです。思春期の妄想は膨らむばかりですね。
数々のプリビレッジを有する生徒会長の座。でもそう簡単には手に入りません。私たちの世界は民主主義の原理で動いています。物事は多数決で決められます。残念ですが、この原則だけは変えられません。アイドルでさえ総選挙の時代なのです。
あなたは選挙に勝たなければならないのです。そこにじゃんけん大会など無いのです。そんなあなたにお教えしましょう。選挙に勝った伝説の演説を。それは、小難しいウンチクや上岡龍太郎のような話術など必要ありません。そんなものは糞食らえです。
淡々と心を込めて原稿を読み上げるだけです。それは、かぐや様の為なら大した試練などで無いのです。がんばりましょう。
では、メモと鉛筆をご用意してお待ちください。椅子と机の間は拳ひとつ分の距離を開けましょう。背筋はピント伸ばしてお待ち下さい。
伝説の生徒会演説が簡単過ぎて眼から鱗(実話)
これは、とある公立高校での実話です。
僕の中学時代の同級生、この場ではコンドム君と呼ぶ事にしましょう。コンドム君と僕とは中学で同じクラスでした。後に彼は東の、僕は西の高校へ進学しました。通学コースも大きく違い、お互いの生活環境も変わった事もあり、彼と偶然再会したのは夏休み前の出来事です。お友達と一緒に帰宅中にばったりパターンです。
彼の通う高校は新設校でした。なので、入学早々から生徒会選挙で忙しかった事。彼が生徒会長に立候補した事。そして、生徒会長になった事。そんな自慢話を永遠と聞かされました。そんな話はどうでも良かった僕は早々に本題に入りました。
「どうやって生徒会長になったっぴょ?」
我ながらジャスタウェイの効いたジェットストリームアタックです。彼のおとももち達はニヤニヤして僕を見ています。しばし天を仰いで彼が口を開きました。
「学生名簿の名前を全部読み上げてお願いしたっぴ」
このお話は1983年初夏の出来事で100%実話です。それが現代に即した方法であるか否かについては、些か疑問は残ります。ただ、このテクニック。実は、プロの国会議員でさえ実践している方法なのです。直接個人へお願いするのですから最強だとは思いませんか?。
かぐや様…もとい、総選挙攻略のお役に立てれば幸いです。それでは皆さん、良い夢を。アディオス。
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