花が咲かない?うちのカボチャはボケ担当

カボチャ
自家菜園

───木の葉のレンゲは二度咲きます。けれど、うちのカボチャは蕾すら出ず。

母が植えたカボチャの勢いが止まらない。徐々に茎と蔓を伸ばし、大きく葉脈を広げ、天下統一の狼煙を上げる。畑へ行くたびに陣地が広がり、東方のサツマイモ軍の領土を脅かす勢いである。その成長ぶりたるや、梅雨明けからずっとカボチャのターン。

───カボチャの花言葉は見せかけを飾る。

僕のみる限り見せかけなどでは無かった。実行支配の遂行は明白である。巨大勢力に囲まれた中立の立場を取るトウモロコシは、芽が出たばかりで力を持たない。このままではトウモロコシが危うい。何かの策を講じなければデス!。

トウモロコシの芽

───最悪、立体栽培も視野に。

この調子で横に延びられても困る。横がダメなら立てに伸ばすか?。支柱を立てて上に伸ばす方法もあるそうだ。カボチャの畝を観察していると、悪いニュースが2つもあった。悪いニュースと悪いニュース、どちらから訊きたい?。

───ひとつ目は立体栽培は無理っぽい。

畝の方角が命取り。通常ならば、東西に畝を立てるのがセオリーである。南に向かって一列に苗が並べば、隣の苗が作る日陰の影響を受けない。なのに、僕の畝は南北に畝が立っている。つまり、どちら側に支柱を立てても下側の葉に当たる日照時間が短くなる。初歩的で、基本的で、致命的なミスである。立体栽培の芽は断たれた。

───もうひとつは、こんなに葉の勢いがあるのに花がひとつも無い事。

葉の勢いだけに気を取られていて、肝心の花には気づかなかった。だってそうでしょう?、母が植えたカボチャだもの。下手に触ると、その被害たるや僕だけでは収まらない。この大人の事情が理解出来るアナタ、そりゃ、もう、お友達です。お互いに今は我慢の時期、共に頑張って生きてゆきましょう。

───これが…つるぼけ?。

あるんだぁ〜、実際。

青々と葉っぱが元気良く茂っているのにも関わらず、一向に花が咲かない現象をつるぼけというのだとか。原因は肥料の効き過ぎ。対抗策は追肥を止める事である。肥料切れになり、カボチャが弱ると雄花も雌花も花を咲かせるらしい。

とは言え、母の領域は禁断の果実。放置プレーが鉄則である。従って、雑草を抜いたり水をあげても肥料はあげない。最初からそのスタンスを貫いてきたのだ。だから僕は悪くない。

ジェシカおばさんだって、金田一少年だって、名探偵コナン君だって、警視庁捜査一課弐係の柴田純だって、ぬるっと、まるっと、お見通し。

───犯人、分かっちゃったんですけど…。

これらの状況証拠により、導き出された犯人は明白なのだけれど、それを暴くのは危険を伴う。漫才のように、何でもかんでも突っ込めば良いというモノでもないのだ。ここは待つの一手である。しばらくカボチャはボケ担当。

そのうち隣のトウモロコシがミラクルをいい仕事をしてくれるだろう。クリーニングクロップ(お掃除作物)の異名を持つトウモロコシが根を伸ばし、突っ込み担当として、隣の肥料をガンガンと吸い尽くすに決まってる。

現場からは以上です。

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