うまかっちゃんは中3の頃のマイブーム

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ぐるめ・試食

 いつからだろう…インスタントラーメンを控えるようになったのは? 30代まではバリバリ食べてた。当たり前のように2袋同時に食べていた。きっと、50の階段の手前。同僚たちがバタバタと入院し始めた頃からだろうか? インスタントを控えるようになって、今日もサヨリは元気です(笑)

 これまで食べたインスタントラーメン。それを個数で比較するなら、圧倒的に、あーらよっ!出前一丁がトップである。二番手は、どんぶり鉢ちゃ、浮いた、浮いたの日清のどん兵衛。そして、昨今、僕の中での覇権は、サッポロ一番みそラーメンに奪われた。けれど、それとは別に欲しくなる袋麺があった。それが、うまかラーメンうまかっちゃん。

 僕の出身は九州であり、5歳の頃に四国に来た。つまり、ラーメンと言えば、豚骨スープ以外認めない頑固なガキであった。出前一丁に執着したのは、これをラーメンとしてではなく、インスタントラーメンと認識しながら食べていたからだ。たぶん、出前一丁のラー油に豚骨スープの面影を見ていたのだろう。

 だってそうでしょう? 豚骨ないもの。70年代。九州ラーメンの代替え商品が、四国に存在しなかったのだ。ラーメン屋も鶏ガラ醤油がベースであった。豚骨とは違うのだよ、豚骨とは! そんな、熊本ラーメンの店が一軒だけあった。あったけれど、すぐに潰れた。

 だから、九州ラーメンが味わえるのは、数年に一度の里帰りの時だけである。それが、里帰りの一番の楽しみ。それ以外は、割とどうでもよかった。

 だから80年代の新商品、うまかっちゃんに飛びついたのだ。思ってたのと少し違う味けれど、中学と高校時代は、うまかっちゃんのお世話になった。

 中学生が不器用に作ったうまかっちゃん。鍋のまんまで箸を突っ込み、満足して食べた記憶が昨日のようだ。そんな事情もあってか、今でも時折、うまかっちゃんを食べている。個数にして年に5個ほど。でも、たまに食べるからこそ美味いのだ(笑)

 で、今年初めてのうまかっちゃんを買って来た。令和の時代、豚骨ラーメンなんて、昔と違って、少しバイクを走らせれば何処の店でも食べられる。けれど、うまかっちゃんを思い出すと、もうね、うまかっちゃんじゃなきゃダメなのだ。

 事務所にうまかっちゃんを持ち込んで、その調理を始めると、コタツの中から奴が来た…やっぱ来るんだ、サヨリさん。

───それ、なんや? もしかして…食えんの?

 パッケージを興味津々で眺めている。しばらくすると、パッケージに頬ずりまでし始めた。だが、断る!

 気分は腕組みしたラーメン屋。淡々とラーメンを作り、淡々と具を乗せる。今日はですね、ネギのほかに焼豚も乗せちゃいますよ〜。気合を入れて作ってみた。

 友人とおそろのラーメン鉢。そのサイズ感がインスタントラーメンにピッタリだ。お湯さえあれば、インスタント麺に鍋など不要。ラーメン鉢に麺を入れて、クリクラのお湯をドバッとかけから2〜3分待つ。もったいないけど、ラーメン鉢のお湯を切り、新たにお湯を足してから、調味料を入れてかき混ぜる。調味オイルは食べる直前。それだけで、お店のラーメンっぽくなるのも不思議です。

 出来あがった、うまかっちゃん。麺が伸びないうちにと撮影し始めると奴が来る。二度目のサヨリ襲来である。

─── それ、なんや? もしかして…食えんの?

 今のうまかっちゃんは無防備で丸腰だ。さっと、サヨリを小脇に抱え、撮影してからとっとと食べた。さすがですな、ジャパーニーズのインスタント。いつ食べても安定の味に大満足。若いころの昭和の記憶までもが蘇る。昭和の記憶はいつだって、枯れた心のレッドブル。

 さぁ、もうひと頑張りしないとですたい(笑)

コメント

  1. うまかっちゃん、最後に食べたのいつだっけ? 覚えてないけど食べたくなりました。最初のお湯は捨てて作ってみますね。ところで、熊本ラーメンはニンニクが入っていて、同じ九州でも少し違いますよね。数回しか食べたことがないけれど、美味しかったことだけはしっかり覚えています(笑)

    • そうなんですよ。
      油で揚げた香ばしい刻みニンニクがあったら最高です(笑)

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