真っ白な炊き立てご飯。ふっくらで熱々な銀シャリから登る湯煙の向こう側、玉子、納豆、たくあん、のりたま…アナタは何をパートナーに選びますか?。予算に余裕があるのなら、迷わず僕は辛子明太子を選びます。目の前を通る幸せシール。チャンスがネギ背負って歩いて来ました。
「それ、いいの?」「どうぞ、どうぞ(笑)」半額シールのさらに上。見切り価格という名の幸せシールが貼られた辛子明太子。驚愕の150円。こんなの初めて。ありがとうの言葉しか浮かばない。節分の閉店間際の恵方巻きくらい、カートに乗せられた幸せシールのチョモランマ。アレだ…ゴールデンウィークで仕入れし過ぎたのだろうか?。
時刻は午後16時。「早く引き上げないと新しいのが売れ残る、撤収、撤収!」そんな判断が下されたのだろう。しかし、僕はそれを逃さなかった。レジカゴの中にある愛猫サヨリのビンチョウマグロ。その横に、僕は大きな明太子をそっと並べたのです。ラッキー、ラッキー、ラッキーだけが止まらない。
今夜は贅沢に辛子明太子丼なのです
パワーシティの帰り道。今夜の献立は決めていた。熱々ご飯に辛子明太子を乗っけて食べよう。玉子も要らない、バターも要らない、醤油も胡麻油も要らない。シンプルに明太子の味でいただこう。悟空やルフィや神楽のように炊飯器で食べようぜ。サヨリさんのは下だから。これ食べると…死ぬよ。
小さな炊飯器で3合の飯を炊く。明太子は冷蔵庫で冷やして待機。ご飯が出来るまでの間にサヨリのご飯。マグロを捌く速度がいつもよりも、華麗で素早いのが不思議です。BGMには『おさかな天国』。
最強ツンデレサヨリさんも何か楽しげ。言っとくけれど、サヨリさんのご飯の方が数段高価なのだよ、分かってる?。サヨリさんがミルクを飲み始めた頃、アツアツご飯が炊き上がりました。机の上に鍋を置き、躊躇無く大きな明太子を乗せた瞬間。ガラケーから鳴り響く『G線上のアリア』。気持ちが切れてモチベも下がる。
いつもそうだ。こんな時に限ってアリアが鳴る。いつだってそう…。軽く不機嫌に電話対応を終え、明太パーティーの再開だ。もしも、僕が電話口で不機嫌だと感じたら、お食事タイムに電話を掛けたとご理解下さい。食べるのだけが人生の楽しみ…そいう事です。
ご飯の上には75円。150円の半分を食べる。目で見て、鼻で嗅ぎ、舌で味わい、脳で楽しむ。今日は目だけで、もう十分。香りも味も分かってる。僕の作業は脳で楽しむだけなのだから。地中海の海の幸がたっぷり詰まった極上の赤いキャビアと言ったところでしょうか?。
今日はココイチのカレーのように、ルーとライスのペース配分は要りません。「喰って良いのは喰われる覚悟のある奴だけだ!」そう言わんばかりにライスの上に君臨する明太子。その太くて赤いボディにガブリと噛みつく。頬張るだけで舌先に広がる辛さ。「こりゃ~ご飯三杯でも余裕でイケますぜ」その感じがとても嬉しい。
ダシの味がやさしい、、、たらこもプチプチザクザクしていて美味しかったです。(塩も辛すぎない)さっきも書きましたがみつばが入ってるので香りがいいです。めっちゃ満足や。。。
ゆるーく生活ランランラン「【久世福商店】おうちで贅沢ごはん/お茶漬け」より絶賛引用中
久世福商店の「おうちでもっと贅沢ごはん」…あぁ、この手もあるよね。お茶漬けサラサラ…。超ド高級な大人のお茶漬けって感じ。贅沢な逸品です。詳しくは、ブログ仲間のわっさーさんの記事で指を咥えて読んで欲しい。
さて、残りの半分。大人のお茶漬路線で食べてみるかい、そうやって食べようかい。パンパンに膨れたお腹を撫でながら、次回のレシピに思いを馳せる贅沢な時間。150円でこれだけ喜んでもらえたら、パワーシティさんもさぞかし本望な事でしょう。記憶しました。幸せシールの時間帯。じっくりと更に詳しく調査させていただきますね(笑)。
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