───炬燵と書いてコタツ
頭を冷やし足を暖める「頭寒足熱」は古来より健康に良いとされており、その機能を具現化した暖房器具と言えばコタツしかあり得ません。その暖かさは冬のオアシスであり、家族団らんの憩いの空間。しかし、その実態は一度入ると抜け出せない沼。人を堕落させる極寒の悪魔という一面も兼ね備えています。
───コタツの寿命は10年
コタツの寿命(ヒーター部)は、約10年程と言われています。使用頻度や使い方による耐用年数の増減も顧慮すると、5年を以降から買い替えの可能性を考えるべきでしょう。突然の破損への心の準備は必要です。また、コードの寿命にも考慮する必要があり、コードの買い替えで済むか、ヒーターの取替えまで話が進むかで予算に大きな差が生じます。
僕はタンスのゲンで購入した格安のコタツを使用しています。2018年購入ですので、今年で4回目の冬を迎えました。お陰様で、この冬も僕の足と愛猫サヨリの体を温め続けています。最初の年は1~2時間の外出程度なら大丈夫だろうと、コタツのスイッチを入れたまま外へ出る事もありました。
しかし、コタツは熱源体で発火装置で火事が怖い。その恐怖心から、今では必ずコタツの電源は必ず切って外出するようにしています。昭和の時代、冬になると毎日のように火事のニュースが報道されました。その多くは寝タバコが原因でした。しかし、コタツが元で発生した火事もかなりの件数ありました。
鍵っ子だった僕は、コタツのスイッチの消し忘れが発覚すると死活問題。もうね、半端なく叱られたものです。その経験もあり、外出時には電源からコードを抜いての徹底ぶり。そこで、ひとつの問題が浮上します。そう、
───サヨリさんの暖房問題
夏の冷房問題とは真逆の難問です。
夏のクーラーハウスを暖房ハウスに
我が家に猫がやって来て衝撃だったのがその事実。猫はコタツの中では伸び切って寝ます。トロピカルムード満載です。ですが、心を鬼にして電源を切る。でも、暖房対策は怠れない。思案中に答えを教えてくれたのがサヨリさんでした。
日中、クーラーハウスの中から出て来ません。コタツを出す前。少し寒さを感じ始めた頃、僕は沢山のふわふわタオルを購入しハウスの中に敷き詰めていたのです。そこが居心地がよいらしくて、気温の高い日中はハウスの中で過ごします。
───そっか、その手があったか!
思い付いたのがホッカイロ。試しに2個仕込んでみると、夜でもハウスの中で寝ています。最近のカイロは優秀で20時間ほど暖かさが持続します。しかも安い。夜にカイロを入れておけば、翌日の夜までポカポカの維持が可能。何よりもサヨリさんが、その事実を認識している事が大きい。
───コタツの中が寒ければハウスの中へ逃避行
サヨリさんの学習能力の高さで、冬も火の心配をせずに10時間以上の外出も怖くなくなりました。
スタイロフォームで作ったハウス。春夏秋冬どの季節でも、サヨリさんを熱さ寒さから守ってくれる万能な城へと変貌を遂げました。北の国ならダメでしょうけれど、
───西日本なら全然ありです!
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