雷電プラモデル、塗装2回目。

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ハンドメイド・DIY・工作

───塗料が乾く。

他でもないプラモデルである、雷電の。パーツごとに塗り分けた塗料が乾いた。二日間、休みも兼ねてじっくり乾燥させると緑色がカチカチになっていた。最後に汚すとは言えこの塗りむらである、なんか…イタい。さて、どうしましょう?。もう一度の着色は宣告承知。問題は組み立てて塗るか、このまま塗るか、さてどっち?。

───まぁ、これくらなら。

少し考え後者を選択。雷電の記事を楽しみに友人が待っている。だから変化が欲しかった。出来た感じが欲しいのだ。ショートカットの道を選べど、それなりにもなるでしょや。そんなお気楽気分で機体とコクピットの接着作業でつまずいた。いきなり出鼻を挫かれる。

───何でなん?。

操縦席と機体との接合部が見当たらない。そこにあるべき筈のカチッと入る穴もない。どこに付けて良いのか分からない。ガンプラには素組みという工程があるのだそうだ。ガンダムは接着剤無しでパチパチと組み立て可能なのだとか。

だがしかし、このタイプのプラモには素組みの概念は無いのだろうか?。慣れぬプラモの組み立て図と睨めっこ。ようやくコクピットと機体との接合点を理解する。俺を誰だと思っていやがる!、天元突破で合体完了。機体をぐるりと見渡せば、そこに広がる自己満足。我ながら上出来だ。貼り忘れたデカールを除いてな。

───この状態でデカール貼れっけ?。

100均の瞬間接着剤は優秀である。接合箇所がピクリともしない。無理をすれば機体が折れる。つまりこの状態から貼るっきゃない。粘土細工でお世話になった、これまた100均のピンセットを持ち出して、そこから先はワイルド・スピード森川まっしぐら。

───目で見るな、指で見ろ!。

とは言えコクピットが小さい。小っちゃくて老眼鏡でもいと雅。視力がWeb2.0であった昭和の頃。酔拳の名手、蘇化子そかしはジャッキー・チェンにこう言った。「ヒコウ!。やつの無影拳は目に見えんようでも、見ようによってはよく見える(ドランクモンキー・酔拳/ゴールデン洋画劇場版)」と。これが分かるアナタ、そりゃもう、お友達です。

───目だけに頼っていては何も見えない。

貼るっきゃ無いのだからやるしか無い。枯れた勘だけを頼りに鼻歌交じりで小さなデカールを貼り付ける。もうチョイ上、もうチョイ左・・・酒は男を磨く水ってね。まぁ、こんなもんかな?。昔からアルコールNGな僕だけど、この障壁をほろ酔い気分で切り抜けた。

───ではお羽をば。

機体に主翼と尾翼を接着。翼があるだけで飛行機らしく見えるのも不思議です。次は本丸の着色である。その前に僕は大きく深呼吸。慌ててはいけない。接着剤が乾くまでコーヒーブレイクしませんか?。デスクの上に昨夜からある紙コップ。ファミコンカセットの要領でフッと息を吹きかけ埃を飛ばして、今日もサヨリは元気です。コタツからゆるりと這い出た愛猫は、当然の顔で僕の膝小僧をキャンプ地とした。小さな頭を撫でながら紙コップに注がれたコーヒーは美味である。

───イケそうじゃね?。

二回目のグリーンの塗料の乗りが良い。爺だもの、昭和だもの。お化粧なんてした事無いけど、化粧の乗りが良い状態とはこんな感じなのだろう。プロペラの下部にある小さな穴。そこにピンセットを突き刺して二度目のグリーンの厚化粧。これが乾けばヤスリを掛けるつもりである。

仕上がりイメージは分からない。未来がどうなるのかも僕は知らない。ノープランの厚盛である。でも、大丈夫、大丈夫。ヘンテコになったら三度目もある。緑色に包み込まれた雷電はカチカチに塗料が乾くまでの眠りに着いた。残るはペラと車輪とダメ仕舞い。その後でデカール貼って最終塗装と最終調整。

───月末完成の予感ある。

膝の上の眠り姫。こいつ、起きる気など無いらしい。サヨリは僕の動きを封じ、塗装直後の雷電は左手の自由を奪う。どちらも大事、30分くらい我慢します。飲みかけの紙コップに手を伸ばす。目の前のコーヒーに指先すらもが届かない。

───今夜の作業は以上です(笑)。

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