Amazonで買ったプラモの塗料がなんか違う・・・。

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ハンドメイド・DIY・工作

───なんか違う。

ただいま絶賛組み立て中のプラモデル。日本軍局地戦闘機雷電21型(タミヤ製)の機体の着色に取りかかる。空から則巻アラレでも降って来っかな?。そんな冷えた夜の出来事であった。日中はアラレは降らず雪が降る。その中で汗を流して働いていたのも不思議です。

都合上、前日のパイロットはダイソー買った水彩絵具を使った。お絵かき用の水彩絵の具だもの、失敗は付きもの。リスク承知で塗りたくる。当然の如く絵具とプラスチックとの相性は険悪。それでも油絵のように何度も塗り重ねるとカタチになった。今、そのパイロットは操縦席に座っている。

老の眼では小さなパーツが軽く辛い。加えて地味な作業にも飽きてくる。だからお次は機体を塗ろう。温存していたアクリジョンスターターセットの出番である。製造メーカーはGSIクレオス。誰か知ってる?、僕は知らない。それでも餅は餅屋。プラモ専用なのである。だから、きっと良い感じに塗れるはず。その想いで筆を走らせ、一塗り目で違和感走る。違和感というより嫌な予感。

───なんか違う、思ってたのと違う。

塗って良いのは、塗られる覚悟のある奴だけだ。その覚悟が萎縮した。アクリジョンカラーは水性である。販売ページの説明から自己了承済みでもあった。それにしても、それでも水彩絵具感が半端ない。色が乗らない、下地が透ける、ダイソーの絵具と同じ感覚。もっとこう、塗った部分がグリーン一色になるも。そう信じきっていただけに落胆っぷりがデカい。こんなので雷電が塗れるのか?。そもそも雷電になるのか?。最悪、深紅に染めてシャア専用にでもしてやるか?。そんな気にもなる。

───何故、お前が困り顔?。

僕の手が届くかどうか。そんな絶妙な距離感で作業を見守る愛猫サヨリ。ゆっくりと前足を伸ばし、パーツに触れると引っ込める。視線を僕にロックオン。同じ動作を繰り返す。お手伝いしたいけど、どうせ手伝うと怒るんでしょ?。そんな老猫の仕草が可愛いの暴力であった。

───状況が変わぬのなら、状況を変えるまで。

不安になっても状況は変わらない。考えるから不安なのだ。不安になるから手が止まるのだ。時間は待ってくれない。だったら何も考えず塗り上げよっか。筆を持つとサヨリは僕の膝の上へと陣地を変えた。太ももが熱い。

───前夜とは打って違った太い筆。

みるみるうちに塗り上がる。ナニコレ、色むら?、グラデーション?。色はまばらで僕のイメージから更に離れる。ゴールが一気に遠くなる。失敗か?、否、失敗だ。僕の落胆ぶりにサヨリはダメになるソファーの上でダメになった。

───どうしましょう?。

プラモ付属の塗装イメージ。ジッと見つめてノスタルジックな顔になる。図工の時間と同じ顔。下書きまでは満足で、色を塗ると絶望だった。「まぁ、しゃあ無い」苦笑いで塗ったパーツを箱に戻す。良く見ると箱のイラストに今日の緑がよく似ていた。突破口を見つけた気がした。

───続行である。

コメント

  1. サヨリさん、ほんと可愛い上にお利口さん(笑)。雉虎さんと以心伝心のご様子ですね。。塗料の選び方は人それぞれ考え方があるとは思いますが、人間よりも小さくて嗅覚もはるかに鋭い愛猫がすぐ近くにいる事を考えたら、安全性と臭いは最重要ポイントになるでしょう。もし私なら?と考えれば自分も同じ商品を選ぶと思います。ていうか、雉虎さんのことですから、そんな事は調べた上での選択だったと思います。でも、なにしろ初体験だもの、自分の想像と違うと「あれ?」ってなっちゃいますよね。。日中は雪降る中でのお仕事、その後はプラモ製作、本当にお疲れ様です。無理はなさらずお身体を大事になさって下さい。

    • サヨリさんは安定の可愛さです。プラモデル用の塗料がこんなに透けるだなんで思ってもみませんでした。せっかく買ったのだからモノにしないと勿体無いので予定を変更して着色してみます。じっくり乾燥させた状態を見たいので、昨夜と今夜はお休みしています。他のパーツは銀色のマーカーで下地として塗ってみました。当時の機体は鉄のはずですから塗りむらから見える銀色も味が出るかなと思って(笑)。

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