友人からのお届けものが畑の教科書

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自家菜園
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───友人名義で荷物が届く。

その中身は知っていた。事前に知らせてくれたから。それは足元に広がる大宇宙、やさい作りの本である。この歳になってつくづく思う。友達とは良いものだ。本に添えられた絵はがきに、ほっこりしながらお茶を飲む。

───でも、不思議だねぇ~。

何故知っているの?。僕がやさいの本を持たない事を。自慢じゃ無いけど雑誌の他は持ってない。ブログで畑の話を散々書いた。本の一冊くらい持たない方がどうかしてる。そう思う方が自然である。なのに友人からの書籍が届く。

野菜の本が4冊と、あれと、これと、こころ強さと。遠く離れて暮らしているのに、いつも一緒にいるかのようで、今日もサヨリはご機嫌さん。

菜園キャリアと野菜の知識。一年にも満たない僕なんんて到底足元にも及ばない。その人物が厳選した本である。つまり僕に合わせた選りすぐり。だから安心感がまるで違う。テテテとディグダグくらい深掘りしよう。ヨレヨレになって、ボロボロになって、本が手垢で汚れるまでに。学生時代にこれくらい勉強してれば・・・な。と思いながら。

───今からこれを教科書とする。

漫画も、ドラマも、映画も同じ。僕は一つだけに執着する癖がある。あれもこれも手を出さない。気持ちの密度が下がるから。だってそうでしょう?、未だに「トッケビ」たまに見てる。GyaOだったっけ?、ABEMAだっけ?。正月休みに無料の観てた。結局、最終話まで完走してから新年を迎えた。今年の年末もたぶんそうなる。

───良くも悪くも狭く深く。

それが僕の変な癖。

二十世紀末、テレホ時代に一冊のPC本だけひたすら読んだ。「○○ページの○行目、そこに何が書いてありますか?」その程度なら即答だった。その経験の向こう側でひとつの答えを僕は見つけた。

───書店で売られるパソコン本は表現違えど中身は同じ。

出版会社も、執筆者も、内容だって何も問わない。確実に一冊だけを読み込む方が効率的だとそのとき悟った。その知識が元肥となって次の本がスムーズに読めた。

在来農法、近代農法、自然農法、菌ちゃん農法に垂直仕立て。様々な理論が交錯する菜園界隈。それぞれの着目点は違えど基本は同で違いない。アイデンティティやアレンジなどは後から勝手に付いてくるもの。そこから先は本人次第。

歳を取って枯れた脳。スポンジのような吸収力は既に無い。否、そんなの元々持ってない。けれど今の僕には途轍もなくありがたい。遠く離れた友人からのお届けものが畑の教科書。

───友情に感謝です(笑)。

がんばる。

コメント

  1. ほんと、農業は伝統的なものから最新式まで色々ありますね。北海道の友人は、ドローンで種まきをしてますからねぇ。。とりあえず、何事でも基本となるもの、教科書は必要ですね。教科書通りにいかなくても相手は自然。経験を重ねたら原因も大抵わかります。そのうち、雉虎さんがお友達に教えるようになりそうですね。そんな未来がきたら、きっと、お友達も喜ぶでしょう(笑)。

    • さすがは北海道!、雄大で広大でドローンの響きにワクワクしてしまいます(笑)。僕は一番の初心者なので誰かに教えるなんておこがましいですが、誰かに畑を見られて「どうやった?」って尋ねられるのが小さな夢です。その前に課題山積みですけれど(汗)。

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