「出来ちゃった。」
「出来ちゃった。」
「首がバーの上に行ったね、サヨリちゃん。」
「イケたましたね、お父さん。」
「昨日は死んでいたのにね。」
「これぞ、人体の不思議ですね。」
12日目で懸垂完成!
「今までの懸垂は、腕を曲げたまんまで上げ下げしていましたよね、お父さん。」
「取りあえず、回数稼ぎがしたかったので、ちゃんとした懸垂すら出来なかったので、コレって出来るのかと思っていたよ、サヨリちゃん。」
「なんだか池に溺れている犬みたいでしたからね。お気の毒で言えなかったですけれど。」
「そうなんだよね、懸垂しても筋肉でバーを上がってる感じが無かったからね。」
「それに、昨日と一昨日と死んでるようになってましたものね。」
「そうなんだよ。全身がだるくてね、なんじゃこりゃ~って考えていたよ。」
「だるかっただけですか?。筋肉痛は出なかったの?。」
「未だに懸垂が原因で筋肉痛にはなっていないね。アブローラーの方は腹筋が痛くなったのだけれど、懸垂では未体験ゾーンです。」
「死んでいた二日間も懸垂をしていたようですけれど、どうしてお休みしなかったの?。」
「う~ん、恐怖心からだと思うよ、サヨリちゃん。休むと全部終わっちゃいそうな気がしたので、取りあえず懸垂をやっていたんだよ。」
「お父さんがお仕事から帰って来て、いきなりガンガン懸垂を始めたのでビックリしました。よろしくない薬物でも使っているのかと思っちゃいました。」
「なんかね、昨日までと違ってね、今日は何だかイケそうな気がしたのでグイって腕を曲げたら、グイグイって体が上がったんだよ、サヨリちゃん。いつかは来るだろうと思ってはいたのだけれど、今日来るとは思わなかった。もう大丈夫。懸垂のコツは掴みました。」
「順手懸垂の方は、まだまだ課題がありそうですが、逆手懸垂はバッチリですね。腕を広げての懸垂には手を付けていないようですが、そっちにもチャレンジする予定ですか?。」
「そうだねぇ~、もう少し様子を見てからやってみようと思っているんだよね。出来ればそっちもやりたいとは思うのだけれど、まだまだパワー部不足を感じているので得意な方を先に鍛える作戦に切り替えたよ。」
「軽々と懸垂が出来ているので、もしかして体重が減っているのかと思うのですが?。」
「体重測定は明後日なので、今の自分のコンディションは未知数なんだよね。でも、体重が減った感じは全然無いし、お腹周りのお肉が減ったようにも感じられません。なので、体重が減ったというよりも、筋肉が増えたか、強くなったと思うんだわ。」
「そうですよねぇ~。10日くらいで肉体に変化が起きるものなら、だれも苦労なんてしませんからね。毎日の継続が大切ですね、お父さん。」
「それが1番確実で、1番楽な方法だと思うよ。という事で、ゆっくりペースアップして行こうと思っています。来年の夏が目標リミットだから、時間はまだまだあるからね。」
「ボクも陰ながら応援しているので、ガンバッテ下さいね。それと、ひとつ提案があるのですけれど・・・。」
「なに?、サヨリちゃん。」
「懸垂マシーンって骨組みがしっかりしているので、ボクのキャットタワーとして改造して欲しいのです。そうすれば、お父さんの応援もし易くなるし、ボクの筋トレも出来るので一石二鳥でしょ?。」
「それはいい案かも知れないね。出来るか出来ないか知らないけれど、その件については考えてみるよ、サヨリちゃん。」

「・・・。それって、絶対にやらないパターンでしょ?。政治家がよく使う手です。」
「あら、可愛い。」
「そんなのに騙されやしませんから。」

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