〝小説を書き始めました〟あの記事から一年後…

は?
小説始めました
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 急遽、今日の記事を取り下げた。

 コンプライアンスとか、マズイ事態が発生したとか、トラブルに巻き込まれたとか、そんな負の連鎖は起こっていない。〝小説を書くでぇ〟そんな世迷い事をブログで書いた日。それが、去年の今日だったからである。ベストテンならあずさ2号の発車時刻を目前に、今日もサヨリは元気です。

 今から書いても更新時間には間に合わない。けれどこの件にも色々と思うところある。あの夜を思い出しながら去年の記事に目を通す。そしてこの記事を書きはじめた。

 去年の記事を投稿するまで、僕の中に『小説』の文字はどこにもなかった。執筆なんて、考えたことすら一度もなかった。とある人物がいなければ、僕が小説を書く未来などあり得なかった。僕にとってあの記事は、人生のターニングポイントを示唆していたのだ。みんな大好き預言ジャーズ(笑)

 自慢じゃないけど小学校時代。最も不得手な教科が国語であった。中学になると国語に英語が加わった。僕の人生で最も遠い学問が語学なのである。ヤマトが旅したイスカンダルくらい遠い距離。僕だってバカじゃない。そんなものに手を伸ばす方がどうかしている。

 だってそうでしょう? 「ゴムゴムのぉ〜!」そんな程度で届くような距離じゃない。ひとりで渡るにゃ薔薇が過ぎる。宙を漂うケサランパサランでも包み込むように、ガチガチだった僕の背中を優しく押したのがその人だった。

 とある提案に僕は乗り、この記事で帆を上げた。

 帆を上げたまではよかった。でも、帆の下にあるのはいかだの舟。目の前では嵐の様相。「それが目の前にあるのに、ためらってる時かよ!」なんてビッグマウスも飛び出さない。そもそも目的地すら決まっていない。決める方法すら僕は知らない。

 それは叶わぬ夢で終わるかに思えた。

 あのコメントがなければ、そのコメントの存在を知らされなければ、偶々が重なる邂逅がなければ、今の僕などあり得ない。小説なんて書けっこない。それは自分が一番わかるし、わかってる。

 それでも、弱々しかった小さな舟は徐々に姿を変えてゆく。たった二人と猫一匹で乗った舟。今ではそこに何人かが乗っている。副船長には心配の掛け通し(汗) そして、僕の知らない誰かの気配。

 その何もかも、全てを乗せて突き進む。来月は、執筆に向けた一週間の時間の確保も完了している。そこで一気に畳み込む。一週間も連続で書き続けた経験がないのだから、自分の思考がどうなるのかも分からない。期待と不安で今はグジャグジャなのである(汗)

 その期間、ブログを書くのは不可能だろう。だから、執筆作業の話しでも書くのだろう。休む気などサラサラなくて、当然だけれどステマも兼ねる。僕は用意周到な男だから(笑)

 何はともあれ、仕事の根回しが無事に出来た。登場人物の設定も行動も決まっている。実際にキャラを動かしてみて、彼らが何を語りはじめるのか楽しみである。この状態が続くのは少なくとも師走まで。ゴールで待つあの人に物語を手渡すまでは…。

 さて、怒涛のラストスパートです(笑)

コメント

  1. 言葉の力ってすごいですね。
    メッセージから人生が動き出すような
    影響力がある( ´∀`)
    この世に素敵なストーリーを生み出してください。
    待ってますぜ(^^)v

    • 文字だけなのにね…
      文字だけだから尊くもあります。
      十二月をお楽しみに(笑)

  2. 去年の今日、何をして何を考えていたのかわかるのは、ブログがあるからこそですね。僕は、何をしていたのか思い出せません。でも、もし今の記憶を持って去年の今日に戻れるなら、きっと違うことをしたと思います。仕事があってもコロナが心配でも、今の僕なら…そんな後悔があります。優先順位を間違えた…と。執筆のためだけに確保した1週間、きっと後悔のない素晴らしい小説が書けると思います。とても楽しみです(笑)

    • これは、毎日ブログを書いている人だけの特権ですね(笑)
      去年のこの頃、ブログが大きく変わった時期でもありました。
      もし、僕が記憶を持って戻れるのなら…。
      でも、僕一人では何も出来ない気がします。
      それは多分、やってはいけない事だから。
      でも、相棒と一緒なら全力でやれる事は無限にあるでしょう。
      楽しかった思い出も、途方もなく辛かったトラウマも。
      今の僕を作り上げたのはそれだから。
      そんな想いを小説に込めて書いています。

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