畑に屋根を作って玉ねぎを干します

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畑に屋根を作って玉ねぎを干します
自家菜園

――こりゃ、大変ですな……。

 雨上がり、玉ねぎが一気に肥大した。他でも無い、アイドルじゅんこである。もうね、じゅんこが渡り廊下で48になっていて総選挙どころか全員合格。このまま放っておくとドンドン大きくなって、味が落ちて、今日もサヨリは元気です。

 だってそうでしょう?、何でもデカけりゃ良いってものじゃない。頃合いのサイズというものがる。控えめに言っても、じゅんこはメタボの一線を越えようとしていた。つまり、緊急収穫やらないとデス!。

――なんだ、その根っこ、格好いいな。

 どんな野菜でも収穫は楽しい。最も楽しいのはさつまいもだけれど、初めての玉ねぎだって悪くない。せっせと、大きそうなのを選んでコンテナに入れる。根張りが良いと嬉しくもなる。さて、どうするかな、この子たち。抜いたは良いが行き場に困る。今夜と明日は雨も降らないだろう。Yahoo!天気が言っているから絶対だ。玉ねぎの一時避難所として畑の隅っこにブルーシートで屋根をつくった。玉ねぎが詰まった二個のコンテナを、その屋根の下に置いて作業終了。別に、二十個ほどの採れたて玉ねぎを家に持って帰った。

「もっとあるけど、今日はこれだけ」

 そう、オカンに言うと、あーでも無い、こーでも無い。一件に新たま二十個は荷が重い。玉ねぎを吊す場所が見つからないのだ。そして着地点はいつも同じ。家の中で「干す」と言えばそこしかないのな。

「物干しにでも吊そうか?」

 オカンは、小膝叩いてそう言った。またですか?。直訳すれば「アンタが物干しに干しときな」と言う意味である。僕は無言で家の裏にある物干し場へ向かい、無言で物干し竿に玉ねぎを吊し、無言で洗濯物を取り込んだ。物干しに吊された玉ねぎに感じた、違和感というより嫌な予感。洗濯物を干すスペースが狭くなった。これ、後で絶対に怒られるやつである。

「まっ、良っか」

 毎日、シェフの気まぐれ玉ねぎサラダにでもすれば、この玉ねぎだって、いつかは胃袋の中へ消えて無くなるだろう。問題はコンテナの方である。今日の数と倍違う。畑の屋根は応急処置である。だから圧倒的に強度が足りない。絶対、ブルーシートに雨水が溜まる。下手をすればブルーシートの底が抜ける。雨が降るのは明後日の予報……。

――月曜日の出来事であった。

 水曜日は雨の予報。だから、雨に対する屋根の耐久性を見てから動くことにした。そして、水曜日に雨が降る。昨今の天気予報は優秀である。夕暮れ時の雨上がり、畑に行くと簡単お屋根は今日の雨に耐えきった。けれど、真ん中辺りに結構な量の水が溜まっている。これは絶対やばいヤツ。速攻で180センチの支柱で天井部を補強した。これで少々の雨ならビクともしない。でも、ちゃんとした材料でちゃんとした小屋を作る必要性も感じていた。

――次はコンテナの玉ねぎである。

 抜きっ放しだった玉ねぎの大きな葉と長い根っこを切断する。そして、屋根の部材に百円で買ったククリナ(シュロ縄)を縛り付け、屋根から垂らした縄に玉ねぎを巻き付ける。玉ねぎ五個でワンセット。合計で四十五個の玉ねぎが、屋根の下で干し柿のようにぶら下がった。畑の中のそこだけがお祭りのようにも見えた。手のひらが玉ねぎ臭かった。

 もっとこう、ちゃんとした方法があるのだろうけれど、僕には時間が無いのだからこれで良い。

○ 風通しの良い場所に干す。

○ 玉ねぎ同士をくっ付けない。

○ 二日ほど天日干しの後で日陰に移動。

 この条件はクリアしているのだから。数日くらいは大丈夫だと思う。強風に煽られなければイケる筈である。なったらなったで泣きながらブログに書こう。ブロガーたるとも何でも記事ネタが鉄則です(笑)。

――撤収前に畑のチェックは欠かせない。

 トマト、スイカ、きゅうり、ナス……。種から育てた苗たちも、そろそろ舞台に立たせるタイミングである。ズッキーニに至っては、今週中にデビューさせないと不味いオーラが漲っていた。いちご、じゃがいも、アスパラガス……一通りの確認を済ませ、玉ねぎのまさことももえの様子も伺う。もうね、まさこが若草の季節であった。

まさこ

 中晩生だから収穫はゴールデンウィーク辺りであろう……。そう安心していたのが迂闊だった。じゅんこばかりに気を取られ過ぎてまさこの成長を見逃した。まさこだけでも百個を越える。そのうちももえも暴れ出す。五十個余りでこれなのに、二百個の玉ねぎドコ干すの?。もたもたしてると僕が干される(汗)。

 ちなみに、僕の事務所に玉ねぎは御法度である。イカやユリと同様に、玉ねぎと猫とは最悪の相性なのだ。玉ねぎから放出される物質により、猫が体調を崩す事例は多々あります。だから玉ねぎ問題は、畑で何とか解決しないとイケない案件であり、今日もイチゴのランナーを切り忘れました。ランナー切っとかないと大きくて甘いイチゴが出来ないというのに(汗)。

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