今年のスギ花粉は大盛り警報発令中だけれど、僕にはこれっぽっちも問題無い。コロナ禍で常にマスクをし始めてからというもの、不快だっった鼻水とも目の痒みとも無沙汰である。きっと今年も逃げ切れる。そんなぶらり散歩気分の月曜日、突如、くしゃみが始まった。
───始まると止まらない。
そんなくしゃみに危険な異変を感じ始める。くしゃみの次は鼻水が始まった。マジっずか?、花粉症の邪悪三文字が頭について離れない。こりゃ、しばらく人には会えないなぁ…。うどん屋にも並べないなぁ…。だってそうでしょう?、風邪だか、コロナだか、花粉症だか分からない感じになっている。きっと僕を知らない人は気分を害する。それは良くない。
───もう帰る、真っ直ぐ帰る。
火曜日は、早めに帰って鼻をかんだら鼻血出た。真っ赤なティッシュに涙出た。アレだってコレだって、自分の中にあったものが外に出るとスッキリするもの。けれど血液だけは別もので、数年ぶりの再開に「やぁ、久しぶり、誰だかわかる?(笑)」なんて気にもならない。頭の中で森山直太朗の名曲、「うんこ」が流れるのも不思議です。追い打ちをかけるようにくしゃみを連発。こりゃ重症だ。先週、散髪に行ってて良かったと、つくづく思って、今日もサヨリは元気です。
───サヨリさんは元気だね。
くしゃみの音に狼男が弾丸喰らったような顔をして、マジマジと僕を睨みながら爪を研ぐ。「父ちゃん、がんばれぇ〜!!!」っとエールを飛ばしているのだろうか?。事務所中でクシャん!とガリガリとの二重奏がしばらく流れた。
───アナタは、花粉症になった年を覚えていますか?。
アナタの花粉症のトリガーを引いた原因は?、知っていますか?。
僕はしっかりと記憶しています。忘れもしない45歳の春の出来事。意気揚々と黄金色の国道で弱虫ペダルを走り切った夜。無性に眼球が痒くなった。当時はPCの前で7〜8時間がザラであった。必然的に眼精疲労とドライアイしか頭に無い。数日後、嬉しくも悲しくも無いのに鼻水と涙が溢れ出る。え、え、え…?。
───これが花粉症?。
人生初の花粉症に戸惑った。それ以降、毎年、今の時期になると目が痒い。僕の中の花粉症ボタンを押した犯人は黄金色のモヤった大気に決まってる。黄砂の中に毒でもあった?。そんな気にもなる。それがトラウマで黄砂が出た日は外に出る事を極端に避けるようになった。それは今でも続いている。お陰かどうか知らないけれど、縁が切れたと思っていた矢先の鼻血である。今年の花粉はかなりキツい。マスクとメガネでガードして桜が散るまで我慢しよう。
マスクで思い出したのだけれど、マスク着用が個人の判断で決められる3月13日以降、皆さんは外食をどうするおつもりだろうか?。出来ることならリスクを避けたい僕である。家には年寄りもいる事だし、たぶん花粉症からのエンジェルスプラッシュも止まらない。しばらく様子見の意味もあって、来週からのお昼はお弁当生活に戻ろうと思う。
ウェイ、ウェイな気分には未だなれない(汗)。
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