PSB培養開始(2023)

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PSB培養開始(2023)
自家菜園

――二〇二三年四月八日(土)

 しっかりと降った雨も止み、今日からしばらく晴れが続く予報である。三月十九日に弟ちゃんから貰ったPSB(光合成細菌)の培養に取り掛かるには良き日であった。今年は、貞子くらい増殖させる気満々なのだ。

 けれど、なんつーか、気が進まない。いつもどおり朝から動いてはいる。軽く仕事も熟した。けれど、今日は寒いのよ。いこかやめよか……。午前中で悩みに悩む。今やらなければいつやるの?。結局、午後から畑に出向くと寒い上に強風であった。嗚呼、寒い。その証拠に人通りも少なくて、今日もサヨリは元気です。

――やるっきゃないよね、来ちゃったし。

 PSBの培養は簡単である。必要なのは、畑に転がしているPSB。その他に、水道水、ペットボトル、エビオス錠、液体を注ぐためのロートである。冬の間、事務所にため込んだ、空のペットボトルに水道水を入れて持って行く。ちなみにエビオス錠はPSBの餌である。PSBも生き物である。ご飯が無ければ始まらないのだ。

 手順も簡単明瞭だ。ペットボトルの半分にPSBを入れて水道水をペットボトル一杯まで注ぐ。エビオス錠を三~四粒投入してキャップをキツく締める。唯一、コツがあるとすれば限界まで空気を抜くこと。PSBは嫌気性であるが故に空気に触れない方が良いと言われている。本日の作業でPSBを倍程度の量まで増やした。あとはお日様の光に当て放置プレイで二週間待つ。ここからは運まかせ。後の事など知るものか。考えても悩んでも、失敗するときは失敗するのだから勢いでやる。

――とっととやって、さっさと帰ろ。

 弟ちゃんのPSBが入ったペットボトルのキャップを捻るとあの香りが鼻を突いた。う~ん、くさい!。ドブの香りが鼻を襲う。この異臭は本物である。上物のドブの香りであった。PSBを注ぐたびに「くっせーなー」を繰り返す。大自然の中でこれである。こんなの室内だったら……いや、なんでもない。

 PSBの用途としては、千倍に希釈して野菜に散布する使い道がメインとなる。根拠も理由も不明であるが、これをやると野菜の生育が良くなると真しやかに囁かれている。ある意味で都市伝説なのだけれど、オカルト農法もやってみる価値はある。だってそうでしょう?、こんなの今しかやれないよ。遊びも本気、そう言うことです(笑)。

PSB培養開始(2023)

 その実、昨年はAmazonから桜めだかのPSBを取り寄せた。けれど、PSBを知ったのは夏も後半戦に入ってから。つまり、散布期間が短過ぎてPSBの効果とやらが実感できなかったのだ。

――だからこそのリベンジである。

 昨年、畑でPSBを培養していると、その犯行現場を目撃した師匠が半笑いでこう言った。

「トラちゃん、アホちゃうか?www」

 プロ目線でPSBの散布は無いらしい。けれど好奇心が上回る。怖い物見たさがどうしても勝ってしまう。だから今年もPSBやりまっせ(笑)。

――そしてもうひとつ。

 これは更にニッチな方法なのだけれど、PSBに籾殻と米ぬかを混ぜ合わせてぼかし肥料が出来るのだとか。それを苗の根元に施すと、それはそれは生育が良くなるのだとか。この情報にも心臓が揺れ、二週間後に作ってみるつもりである。

 春なのに肌寒い。畑から帰る前に、よつぼしの様子を伺う。昨年、思いつきで買って帰った苺の苗を記事した。すると、友人がキャラ変したかのようによつぼしに大興奮。きゃっきゃと、そのメールは苺情報のデパ地下であった。トウモロコシ命だとばかり思っていた彼女が、そのメールから大の苺好きなのを初めて知った。そんな彼女からのメールを読み返しながら、ずっと、よつぼしの成長を見ているのだけれど、なんだか苺のカタチになりそうである。もしかしたら食えるのかも知れない。となると……次はワーちゃんと鳥対策ですな。

――現場からは以上です(笑)。

コメント

  1. だいぶ苺っぽくなりましたね。苺スタートの日には虹も出たし、初夢も見たし。順調そのものですね(笑)。「よつぼし」その名を初めて聞いたのは新品種登録され公表された頃の数年前。その後は耳にタコでした。「すっごい精鋭の苺なんだよ。4ヶ所の農業研究機関の持ってる、たぁ~っくさんの優秀な育苗を組み合わせてね、その中から最高のを選別したんだよ。三重県のと香川県の研究機関のとこの組み合わせでね。種子繁殖型なんだよ。四季なりなんだよ。すごいよね~。ある意味、精鋭だよね~」ソレ、この数年間でどれだけ言ってんの?。何十回目?。もうね、聞く方もセリフ覚えました。丸暗記です。雉虎さんが育てなければ、いつまで言っていたのか…。それから香川県の苺「さぬき姫」と「さくらもも苺」も食べてみたいなぁ…と最後の入院の時に言ってました。因みにPSBは「アレには手を出さん」と言って使う事はなかったですねぇ。なんでだろう?

    • いちごの苗を買ったのは冬場に作りたい野菜が無かったから。よつぼしを買ったのは四季なりでお得感があったから。気まぐれで買って記事にしたら長文じゃ無くて激アツな論文が届きました(汗)。トウモロコシに凝っていたようで、トウモロコシのご指導は受けました。けれど、よつぼしへの反応はそれ以上。何だかストライクを引き当てたような気分になりました(笑)。PSBの話が去年の事なら思い当たるフシはありますが…それ以前からなら僕の思い過ごしです。

    • 追記。さくらももいちごの方は徳島県です。言葉足らずでごめんなさい。

      • いえいえ(^◇^;)。初苺の記事に書く前にメールで苺の苗を買ったよって報告したんです。その時にちびまる子ちゃんみたいな名前?って聞かれました。よつぼしでも喜んでくれましたが、同じ四国だからさくらもも苺の方も手に入るのかをワーちゃんネットワークで探しました。ワーちゃんはそんな所にも鼻が効く女だから(汗)。苺は徳島で苗は神戸らしい。ブランドだから県外に持ち出せない品種らしい。そんな回答を貰って栽培を断念した苺でした。

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