ジャンボにんにくと謎の女性

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ジャンボにんにく
自家菜園

 ニンニクの花言葉は力と勇気。

 ニンニクは花言葉の如く、ニンニクは古来より力と勇気の活力剤であり、料理の味を引き立てる役目も果たす。そして、熟成させ漆黒に染まればさらにパワーが増すという。そのニンニクが僕の手の中に…。

 ジャンボピーマンを撮影した九月二十七日(水)の出来事。

 あれは…桃畑で共に摘果作業をした女性…だった思う。

 颯爽と電動自転車にまたがり、僕の畑の横道で急ブレーキ。おやおや…迷子かな? いつもそう、いつだってそう。これはまさしく迷い道クネクネ。現在、過去、未来…今からアナタはどこ行くの?…知らんけど。道を尋ねられるパターンに身構える。

 「イノシシ出た?」

 「今年はセーフ(汗)」

 お友達のように声を掛けられ、お友達のように声を返す…誰だっけ? 過去の記憶を弄りながら、相手のテンポに調子を合わす。これが田舎の社交辞令というものである。誰だっけ? 何やら申したげな素振りを見せると、僕のスマホがざわめいた。それは、バディからの緊急連絡であった。はいはいはい。

 スマホ越しの会話が始まると、その女性は電動チャリで坂道を登って行った。昨今のテクノロジーはズゴイものだ。あの急斜面をグイグイと登る。スマホの向こうからもグイグイと質問攻めだ。あ〜…しばらく何も出来ないな…。

 バディからの通話時間は五分ほど。永遠にも思えた五分であった。仕事の段取りを考えながら、よつぼし苺に水を与える。うん、新しいランナーも何本か伸びて苺の調子も良げである。ホクホクしながら眺めていると、さっきの女性が戻ってきて、今日もサヨリは元気です(笑)

 さっきと同じ上り坂。どのコースを通ったのだろう? 一度下ってまた登る? 軽くデジャヴな気分で女性を眺めて我思う。誰だっけ?

 「いま、ちょうどいいから」

 真顔でビニール袋を渡される。何コレ?

 「ありがとうございます(誰だっけ?)」

 この人、いっさい笑わないのな(汗)

 「ジャンボにんにく、畑から抜いてきた」

 そう言い残すと、さっきと同じように坂道を登って消えた。さてさて、このにんにくどうしよう…? 空いてる畝がどこにもない。とは言えきっとご近所さんだ。にんにく植えないと角が立つ。とは言え、にんにくレベル0の僕である。栽培も連作障害の知識もまるでない。この案件を一旦持ち帰ろうとすると、ちょうど、知人のおっちゃんが畑の小道を横切った。

 「おーい。にんにくもらっけど、どこ植えたらえっか?」

 「その辺、植えとけ。勝手にデカなる! 皮、剥いとけよ!」

 「へーい(笑)」

 それに従い、春まで寝かせようと決め込んでいた小さな畝にジャンボニンニクを植え付けた。誰にでも出来る簡単なお仕事だけれど、いったいあの人、誰だっけ?

 畑帰りのバイクの上で、ふっとあの女性の記憶が戻る。摘果の時は、メガネをしていたのに、今日はメガネをしていなかったから分からなかったのだろう。話したこともあまりなかったし…きっとあれは…桃畑で共に摘果作業をした女性…だった思う。まぁ、兎にも角にもありがとうございました(汗)

 来年、桃畑で確信が持てたらお礼しとこ(笑)

 後でネットで調べて見ると、来年の六月が収穫時期。う〜ん…計算が狂ったなぁ。畑はパズルの連続である。けど、ありがたいのもまた事実(笑)

コメント

  1. ホント、楽しみ(笑)ニンニクがたくさん出来たら、食用だけでなく害虫よけのスプレーも作れそうだけど、匂いが普通のニンニクよりも少なくて種が違うと効果も違うのかな? 正しいのか自信ないけど、ジャンボニンニクはリーキの仲間で、普通のニンニクと分類、種類が違うって聞いたような…。うーん、記憶が薄い…。

    • 害虫避けの発想はありませんでした(汗)
      ニンニクは国産になると高級品ですから。
      でも、たくさん採れたらお楽しみも増えますね(笑)

  2. ジャンボニンニクって匂いが少なくて、確か…普通のニンニクとは違う種でしたっけ? うーん、何だっけ?

    • うーん…僕にもよく分からんのですよ。
      出来るかどうかも(汗)
      どうなるのかは来年の六月までのお楽しみですね(笑)

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