───1月25日はホットケーキの日
朝からTwitterで大賑わいだった。でも、ホットケーキに僕の心臓は振り子のように揺れなかった。間もなく新たな記念日情報が流れる。
───1月25日は中華まんの日
1902年、旭川で観測史上最低気温の-41.0℃を記録した。寒い日は暖かいものを食べて心も体も温まって欲しい。共にそんな気持ちを込めて制定された記念日である。
それでも、僕の心臓は揺れなかった。被せるように別のツイートが流れる。
───1月25日、ファミリーマートから「ホットケーキまん」数量限定で販売!
めっちゃ揺れた、心臓がバクバクだ。
だったら今日だ、食べるのなら今日しかあり得ない。咄嗟に、衝動的に、最寄りのファミマへ走った。ポスターだけ派手だった、本丸は無かった、出遅れた。別のファミマへ向かうとポスターすら無かった。店舗によって、ホットケーキまんは無いのだと察した。寒空の下、3件目のチャレンジは諦めた。時計の針は午後10時を回っていた。
───明日にしよう、、、
ファミマのホットケーキまんゲットだぜ!
翌日、僕はファミマへ行く用事があった。それは、予め決まっていて絶対だった。Amazon Fire7を店頭受け取りする為だ。それについては後日書こう。今は、ホットケーキまんに一点集中。
仕事帰りにファミマへ立ち寄る。横目でチラリと肉まん・あんまんの入るケースを見た。あった、たぶんそう、きっとアレに決まってる。
Fire7を受け取り、続いて僕は、店員さんにホットケーキまんを頼んだ。ホカホカのホットケーキまんを片手に事務所へ戻る。嫌な予感、、、背中から大家さんに声を掛けられた。何ゆえ今?、今は無理、絶対無理。だってそうでしょう?、せっかくのホカホカが冷めてしまう。
───すまぬ!
僕は聞こえないふりをして事務所へ入る。愛猫サヨリのお出迎えは無かった。帰る時間が早すぎたのだ。彼は今、夢の中。冷えたコタツの中には2個のホッカイロ。コタツの電源を入れてあげよう。もう少しだけ眠っていなさい。
───鬼の居ぬ間に洗濯
そ言う事です。
森永製菓とのコラボ商品です。生地には発酵バターを使用し、中身に森永ケーキシロップ使用しました。まるでホットケーキのような中華まんです。
ファミリーマート「バター香る ホットケーキまん」より引用
[数量限定]
発売日:2022年1月25日
ファミリーマート通常価格139円(税込150円)
僕の手の中のホカホカは、暖かくて柔らかだった。
半分の割るとメープルシロップの香りが僕の周りに充満した。ちなみに、公式サイトの情報によると、ホットケーキまんのカロリーは193.0kcal。シロップの材料は、ぶどう糖果糖液糖と水あめだ。僕の感じたメープルシロップの文字は見当たらなかった、テイクツー。
───森永ケーキシロップの香りが僕の周りに充満した
森永、ほっと、ほっと、ホットケーキ♪。吉行和子さんのコマーシャル、8時だョ!全員集合 時代のコマーシャル。これが共感できるアナタ、そりゃ、もうお友だちです。
目でみて、鼻で嗅ぎ、舌で味わい、脳で楽しむ。その順番のどおりの手順を踏む。見た目はふわふわり ふわふわるで、シロップの香りを鼻腔から吸い込み、生地の甘さとシロップの甘さのWパンチ。こんなの脳が喜ばないワケが無い。コンビニコーヒーを買わなかった事だけが心残りだ。
───粉雪、細雪、内田有紀
旭川で観測史上最低気温の-41.0℃を記録した1902年。その日の雪をイメージしてホットケーキまんを食べる。ポカポカのコタツの中で食べるホカホカは「いやぁ~、もう最高っすよ」だった。時刻は午後6時。覚醒した毛玉が僕の足にじゃれつき始めた。
───一日遅れだったけれど、食べて良かった。
来年も食べよ。
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