───これが僕の着地点だった、つまり最後のマシン
毎日、ブログを書き続ける事は難しい。1記事に対しての執筆時間が2時間を越えるのだから尚更だ。それ故、外出時の隙間時間の有効活用が鍵を握る。それはアナタも同じでしょ?、どう足掻いても1日24時間は絶対なのだ。
iPad、iPod touch、iPod mini。Apple製品は使い勝手も良く優秀だ。画像もテキストもユーザー辞書も全て共有可能。データの連携が実に素晴らしい。iPod touchでは、慣れないフリック入力を覚えて使った。ユーザー辞書の効果は凄まじく、文章作成のサポート役としても秀悦で随分と助けられた。
───でも、筐体サイズが微妙に合わない
ブログの下書き段階で最も活躍したのはiPod miniだ。iPod touchでは文字が小さすぎて目の消耗が激し過ぎた。枯れた老眼と痩せた近視じゃ無理っぽい。iPodでは持ち運びにやっぱり不便。事務所なら、デスクがあるなら、ミカン箱さえあれば、激安中古ノートの執筆速度が数段上。
必然的にiPod miniの使用頻度は上がる。欲を言えばアンドロイドタブレットのような7インチサイズなら申し分無かった。問題は横幅で2センチ大きい。けれど、ユーザー辞書の呪縛からアンドロイドへの移行は諦めていた。
───そろそろイケるか?
語彙力が無かった僕は、ユーザー辞書に良さげな文面を登録しまくる。そして、日々、記事を書き連ねた。あれから彼是、二年の月日が流れ、ある程度の語彙が頭に入る。ユーザー辞書は必要だけれど、以前ほどの情報量は要らないだろう。そこで、以前使用していた ASUS Nexus7 サイズのアンドロイドタブレットを探す。
Nexus7のサイズは抜群だった。
───予算は1万円程度
文章作成だけが目的なのだ、それ以上の金は出さない。そう決めて、Amazonや価格コムのレビューのリサーチを開始する。一週間ほどリサーチし、行きついたのがAmazon Fire7 タブレットだった。僕でもその存在は知っている。
あれだ、Kindle読むタブレットでしょ?、使えるアプリが少なくて、めっちゃ安い怪しげなマシン。もうね、そんなの眼中に無かった。世間知らずの僕だって、たかだか6千円のデバイスに期待する程バカじゃない。それを貧乏人の安物買いというのだ。
───調べてみるか、、、一応ね
ブログ記事からFire7の情報をかき集める。ブログ記事は基本的にアフィリが目的なのだから悪い事は書かれていない。その記事から見極める。その記事たちから真実を読み解く。そして自分の要望も再確認。
- 文章が書ける事
- 文字数カウントが使えるアプリがある事
- 文字変換が僕の入力速度に追いつける事
- ユーザー辞書登録が使える事
- 文字がそれなりに読める事
- テキストデータをPCとiPadへ送れる事
- ストレスの無い動き
これらを満たしての6千円なら絶対に買いだと直感した。だって、6千円なら毎月だって買えるもの。使い捨てられるもの。落としても、無くしても、取られても、全然懐が痛まないもの。情報を揃え、自問自答を繰り返し、満を持して注文ボタンをポチった。
Amazon Fire7 タブレット到着

───ダメだったら、漫画用Kindleとして使おう
心の保険もバッチリと掛けた。
注文から二日後、予定通りに商品は届く。ビックリするほど高級感が無かった。ショボかった。でも、それが良い。普通ならここで開封の儀が始まるのだろうな、僕はしないけれど。サッと取り出しパッと起動。初期設定の要する時間が僅か3分。第一印象は『よく喋る子』だった。アレクサ搭載が売りなだけに、なんだかんだとよく喋る。

僕にとって、カメラも、アレクサも、Kindleでさえ不要だった。僕はお淑やかな女性が好み。速攻でアレクサの機能を停止させた。冬眠してくれ、でじゃなきゃ、永眠してろ。
kindle、YouTube、専用ブラウザの確認をする。普通に動く。音質や画質なども気にならない。更に上を望むならiPadで事足りる。6千円に何を望む?、6千円で何がしたい?、6千円で何が出来る?。僕に必要なのはメモアプリだけ。執筆出来ればそれで良い。アプリストアから文字数メモ (文字数カウント付きメモ帳)だけをインストールして起動させてみる。
文字入力の速度的な問題などは見当たらなかった。
───不満が見つからないのが不安だった
本丸のユーザー辞書は500単語が登録可能だ。PCとiPadへ、僕が施したユーザー辞書の登録数は現状400単語程度。将来のデータ移行を考えると些か不安ではあるものの、枯れた僕の脳だってまだ動く。日々、何らかの語彙を記憶している、、、はず。そこは目を瞑る事にした。時には妥協も必要だ。やってみるさ!、そこは己の可能性に賭けてみる。
───実際に使い始めてやっぱり違和感
微妙だった。微妙に幅が大きかった。
裏側がツルツルで手が滑る、何度も落としそうになる、僅かだけれど幅が大きい、タッチキーボードが打ち辛い。そこは専用カバーの出番ですよ、だけれど、6千円に3千円のカバーなんてナンセンス。そこで、いつものスマホリングの出番だ。ダイソーでスマホリングを購入し、おもむろにFire7の背面へと躊躇なく貼り付けた。
───もう取れない
知ってる、それ噓じゃない。
接着剤が強くて取れない事は1台目のiPod touchで経験済みだった。でも、それで良かった。タブレットなんて使ってナンボだもの、Fire7は使い捨てだもの。スマホリングでタブレットの安定感が増す。
一気にひと記事を書き上げてみる。
記事を書きながらユーザー辞書への登録を重ねる。タッチキーボードのアイコンをタッチすると、すぐさま単語入力画面が表示される。そこからユーザー辞書に単語を登録。何気にこれが便利で重宝した。辞書が機能し始めるだけで執筆速度が上がる不思議。
───ウェイ、ウェイだった
Fire7で小一時間。ひとつの記事を書き終えられた自分に驚く。仕上がった文章はボタンひとつでメール転送。スクリーンショットも同じ要領で行えた。写真も同じように行える、やらないけど。

PCからメールを開きコピペしてから最終仕上げ。この子、出来じゃん、出来る子だったじゃん。これなら外ではFire7だけで十分足りる。バッテリー持ちは7時間。記事を書くならそれで十分。写真撮影とかの補佐役としてiPod touchを持って出掛けよう。
───もうね、ウズウズしてる、しちゃってる
明日はアイツ達に自慢してやろう。「これだけでブログ書けるぜ」と、「寝転んで記事が書けちゃうぜ」と、「6千円なんだぜ、これ」と。
───安いの花言葉は、僕大好き!
普通に使えたわFire7、執筆専用機としてだけれど。それ以外の用途では、敢えておススメはしない。iPadに慣れているともっさり感は否めない。それはアナタも同じでしょ?。妥協する所は諦める。そう割り切って使うのならコスパ最強に違いない。
───物書き限定でブロガー限定の使い道
そう言う事です。
追記
【2022年1月29日】
記事の下書を何個か書いて思う事。
もちょっと軽かったら良かったかな。フリック入力が楽である。この子、ちょっと辞書が弱い。以上三点です。あとは順調に使えています。
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